マイナポイント￥5,000円の還元でカード化は普及するのか

特別定額給付金の支給の遅れと混乱

制度もシステムも手探りの中での給付ということで、混乱が遅延を生み、作業はミスを派生させて給付はさらに遅れるという状態のようだ。マイナンバーには世帯主という概念がなく、各自治体によって制度の解釈や運用にも差がある様に思われ、大臣クラスでミスターマイナンバーという人材もいないのがやっかいだ。

PCR検査にしても給付金の支給にしても、誰が責任者で陣頭指揮を執るというのも曖昧のまま時間が経過している。現場の混乱は、結局時が解決することになるんだろう。e-Japanで取り上げた【世界最高水準の高度情報通信ネットワークの形成】という看板が郵便と判子を主力とするローテクだったというのであるから、呆れてしまった。

現場の方々にはご尽力して頂き恐縮であるが、特別定額給付金をオンライン申請した人間を腹いせに叩かないで頂きたい。

この混乱に際して思ったのは、政治家は半数にすべきだということだろう。権限や管轄があるのだろうが、緊急性を帯びた国事にリーダー不在であるし、そもそも専門をもっていない議員だらけであり、当選回数とか親世代からの地盤を引き継いだだけの人は全く必要が無いことを知った。

果たしてマイナンバーカードが普及するのか

省庁間の垣根・縦割業務のあおり、個人情報の漏洩を心配する国民性によって、発行が進まないマイナンバーカード。今回の特別定額給付金支給関連で申請件数が増えた様であるが、今度は自治体側で煩雑さを理由に普及の後退性が散見される事態となっている。役所･役人と国民に支持されていないマイナンバーカードが存続し続けるのかは不明だ。

まあ世間の混乱は置いといて、マイナンバーが発行されている以上それを便利に利用していく立場として、マイナンバーカードの追加機能を取り入れてしまおう。

「キャッシュレス・消費者還元事業」は、この6月で終了する。延長されるのかどうかという不確定要素は別にして、「マイナポイント事業」がその後から始まる。マイナポイント事業は2020年9月から2021年3月末までの約半年間にわたって実施される有期の施策である（国によるポイント還元制度）。特別定額給付金に比べると金額に見劣りするが、消費税増税対策の一環である。

マイナポイント事業概要

マイナポイント申請の流れ

マイナポイント獲得には、

• マイナンバーカードが必要
• マイキーIDを予約（登録）
• マイキープラットフォームからキャッシュレス決済を選択（PayPayや楽天Payなど）
• チャージや決済金額に応じてマイナポイントが付与

ポイントの獲得にはマイナンバーカードに「マイキーID」を設定する必要がある。ここから先は、7月から稼働するので詳細はこれから具体化される。￥5,000円でも還付を受けるために、マイキーIDを予約しておく。

自身の端末でマイナポイントを予約する

パソコンでは「マイキーID作成・登録準備ソフト」が必要なのでインストールする。スマホ関連の人は、総務省のWebsiteでチェックしよう。

マイキーID作成・登録準備ソフト　ダウンロード

マイキーID作成・登録準備ソフト　インストール

インストールは軽量、簡単、再起動の必要も無いけど、何をしているのは素人にはさっぱり分からない。

セキュリティ関係なのかな･･･

マイキーIDの発行

マイキーIDを予約するには、個人認証にまずアクセスされる。

金融機関に並に、パス不一致の回数制限があるのは当たり前であるが、ロックされると再設定に行かないといけないのかな。

発行はボタンを押すだけで完了する。

マイキーIDの発行は簡単だが･･･

現時点では予約は完了したが、2020年7月以降にマイナポイントの付与を希望する決済サービスを選択する必要ある。そもそも９月からマイナポイントが予定通り実施されるのかは分かっていない。4月の段階でマイナンバーカード率が16%、それ以降どれくらい増えるのかも見えていない。

￥5,000円の還元に比べれば、定額給付金の１０万円というのは破格で、いまさら誰もマイナポイントの申請なんてするのかなと思ったりする。コロナの2次3次感染が始まると、新たな給付が囁かれるが、それも視野に入れてマイナンバーカードだけは用意すべきでしょう。

関連過去Log：

オンライン　マイナンバーカード交付申請
湘南地区　特別定額給付金の振込入金　安堵
オンライン申請方式　特別定額給付金　湘南地区