メモ:LegacyPCをWindows11にアップグレードする意味があるのか
目次
自己責任、選択の自由そして発想の転換
Ubuntu 22.04 LTSがリリースされ、特別な依存関係は全くないため直ぐさま物理PC・仮想PCともUpgradeを行った。肝心のLinux版PTx環境を全く整えていないため、サブシステムとしての重要度は低いのであるが、デスクトップ環境は冗長性を持たせている。
まあ電源が確保されていないため停電には対応しようもないが、さりとてポータブル電源を予算化できるはずもなく電源を失えば直ぐさまアウトである。それでもアクシデントが発生した場合、メイン機が動作できない状況でもシステムのリストアなんてせずにノーマルなWindowsかLinuxが立ち上がればWebアクセスは可能であるし、仮想PCをレジュームすれば業務環境もほんの数分で作業の再開はできる。もちろんシステムのリストアが簡単でLegacyハード使用でも小一時間程度で普及は可能である。
システムのバックアップ・リストアと業務デスクトップ環境の仮想化のどちらが有効かという課題の判定はなかなか結論が出ない。好みの問題でもあるし、システムのバックアップ同様に仮想PCのメンテナンスやアップデートも必要なので、両者とも楽な作業というものではなく地道にアクシデントに備えるしかないのだろう。
その点に関してみれば、Windows11とWindows10なんてどちらを使おうが全く問題は無いのだ。そろそろアップグレードしなければ何て考えることも必要ない。
使えるものを使う。使えるのに使わないというのは理に適っていない。(アップル社製を全く使用しないのは個人的な理由)
小生、Windows11はチップメーカー等に配慮すべく買換需要のためにWindows10にTPM2.0を加えたものと捉えている。不必要な多重コアや高グラフィック環境は必要ないので、Legacyハードで十分であり新たなCPUは今のところ全く不要で買い換えする必要もない。またTPM2.0による制限も中国やロシアでは実施していないようで、小生のようなLegacyユーザーの締め出しも徹底していない。現状のLegacyハードでWindows11が動作するのなら、そのまま使用すればいいという路線で問題はない筈だ。
将来的に、CPUメーカー+MS連合による制限チップ制御【Microsoft Pluton】が必須となるようで新PCを購入しないとWindows12は稼働できず、抱き合わせ商法になるのではないかと言われている。
その時は仮想PCでWindows12が稼働できれば使用し、できなければWindows11のまま使い続けることになるのかもしれない。もちろん、Windowsを見捨てても構わない。
LegacyユーザーをWindowsが切り捨てるように、ユーザー側もWindowsを見限ればいいだけのものである。
Windows11にアップグレードするかしないかの問題ではなく、Legacyユーザーを切り捨てるならもはやWindowsは要らない。それでいいと思う。自由に選択すればいいだけだ。
ただビジネスユースは自由気ままにということはできないので、MS商法に載っかるしかないのかも・・・
Windows10を22H2RTM候補のPreview版にUpgradeしてみる
秋の22H2リリースに向けて、Windows10からのUpgradeをしばらくぶりでやってみることにした。
方法は、RufusやWinPass11を使わず、単にインストールメディアの特定DLLファイル変更+ネット遮断である。レジストリも変更しない。全てマイクロソフト社製の純正ファイルなので安心できる。インストールメディアを再構築しないので手間もない。
但し全てが自己責任である。WUの提供を受けられなくなるといった告知がなされているが、実施されるかは未定だ。
Upgrade対象
Upgradeシステム:
仮想PCのWindows10 Build 19043.1288 (JP Non-TPM版 2021 年 10 月 12 日 — KB5006670 )
メディア:
Windows11_InsiderPreview_Client_x64_ja-jp_22621.iso (Betaチャネル) https://aka.ms/wipISOからダウンロード
特定DLL:
○.dll (ver 10.0.19041.621 ・・・20H2版のdll) 過去にMSからダウンロードしていたWindows10 ISOから抜粋
Upgrade方法
ISOファイルを共有フォルダ等に解凍し、特定DLLを差し替える。
インターネットを遮断して、管理者権限で共有フォルダ等所在のsetup.exeを実行する。
*DLL変更による再メディア化に難(できない)があるという書込が散見されるが、再メディア化したISOファイルなんて使い道ないのだし、ISOファイルの原盤だけ保管しておけばいいと考えている。
22H2RTM候補のPreview版が簡単に処理できたので、この秋に予定されている大型Update Windows11 22H2リリース版は同じようにUpgradeできると推定している。
22H2に大きな変化はない?
リリース版(22000.708)とPreview版を日常使用してきたが特別な変化はなく、小生が過去に使用していたソフトウェアは全て動作している。この秋にリリースされる22H2のRTM版と目される22621.1版もインターフェースは違えどもWindows10同様の動作をしている。
22H2の段階で再度Legacyユーザーを排除するのかは不明だが、厳密にLegacyユーザーを排除するとWindows11へのUpgrade割合がさらに落ちると思われるので、制限できないのが実態ではないのか。世界中で動作しているLegacyPCのWindows11にWUの提供がされない場合、一番損をするのはユーザーではなくMS社とならないか。
22H2についての関心事は、このWUの維持の有無だけである。
セキュリティのグレードアップは個別チップ(抱き合わせ商法)というもので確保されるんだろうか。チップの脆弱性に問題があった場合にソフトウェアでUpdateできなかったら、チップ交換若しくはマザーボード一式交換となり何のためのにチップを付けたのか分からなくなるのでは?ここでもセキュリティと称して商売が行われるということになる。
架空の話題ながらTPMチップは採用したくない。何よりMSサービス漬けには陥りたくない。だからTeam、One driveもMSアカウント・MS365、そしてほとんどのアクセサリーも不要である。プラットフォームだけで十分だ、小生には。ただのWindowsとしては利用価値がある。
景気減速、半導体不足でそもそもPCのリニューアルなんて誰がするんだろう。
Windows 11 Version 22H2がRelease Previewチャンネルからも提供
小生が動作させているものはWindows11_InsiderPreview_Client_x64_ja-jp_22621.iso (Betaチャネル版)であったが、Release Preview版からも提供がなされた。
Build22621というのが最終リリース版に近いものとなったようだ。ISOファイルの比較チェックはしていないが、Betaチャネル版、Release Previewチャンネル版とも同じ内容に見える。
Windows11_InsiderPreview_Client_x64_ja-jp_22621.iso ファイルはどちらの版も4,857,872KBのもの。
ということは、Windows 11 Version 22H2でもLegacyユーザーの完全な排除はされないと思われる。
さて・・・
関連過去Log:
メモ:従来の無償版 G Suiteを継続する(個人・非営利目的)
メモ:Google Workspace 料金不要のオプションの登録
メモ:ドメイン更新~値上げされる前に~FC2ドメイン
最近のドメイン更新価格確認2021
2018:ムームードメインからFC2ドメインへ移管作業
ドメイン更新料を節約する ~移管は何処が低価格~
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