湘南宿 カワセミ
鳥スナップショットは有効的な時間利用だが運動不足の誘因
護岸清掃・整備によって地元の河川が綺麗になったのは心が軽やかになるのであるが、地元領域ではカワセミの個体数が減ったと感じるのは一抹の寂しさが漂う。コロナ渦でもあり収入減となった小生には余暇と呼ぶアイテムが散歩・散策、たまに近場のチャリ転がしである。小1時間の運動であるが小休止に水分補給、そして野鳥を眺めることがまた多くなった。
夏によく見る鳥といえば林間部ではヒヨドリ、コゲラ、姿は見えないがウグイス、河川部ではコチドリ、カイツブリ、イソヒヨドリ、そしてカワセミ。比較的個体数が多く左記に掲げる鳥類の中で人間をあまり怖がらないのが実はカワセミである(怖がらないわけではないが、性質上静止状態が長い)。日常の遭遇時に茶系統の羽色が主体の中、ライトブルーの輝きが目を引き、誘惑されるのだ。それにカワセミは1年を通して安定して見られる。
私の場合、10年ほど前にカワセミブームに嵌まりかけた。
- カメラ・レンズ沼に陥る
- 特定の場所に滞在し続けるので運動不足になる
- 仕事に変化、家庭を顧みなくなる
予算はともかく、夜明けから日暮れまで出掛け帰宅後に写真の整理に没頭していたら、自宅のことは何にもできなくなる。結果、一人暮らしをする羽目になり、肝心要の大腿筋が衰えて人生の再設計が必要となる・・・・理由付けはともかく(実際には業務の配置転換による)定置カワセミ観察を止めたのはそういう理由だった。
精緻な描写だけでは埋没するだけ、端から見ると唯の迷惑御仁と何ら変わらなくなる。ご用心あれ。
レンズが重い、視力がずいぶん落ちた
カメラ機材沼を歩くのが嫌で、標準サイズのレンズを使用したスナップ愛好に移行して10年が経過した。その間、Google+が撤退し、Googleフォトの無限無料サービス(15Gbまでは無料)も終わってしまった・・・そんなことを考えると、将来はYouTubeもマイナーユーザーには有料化の兆しが舞い込みそうである。
三脚を持ち出すと定置観測になりがちで歩かなくなる。10年前はこんな視力の低下は予想できなかった。ファインダーでさえピントが合わない。フォーサーズサイズ300mmのレンズも重く感じる。時は平等に訪れる。
カメラの買い換えなんてとんでもない。冷蔵庫・湯沸かし器や風呂釜のリニューアル、室内Giga通信化と健康に恵まれた体躯のケアなど優先項目だらけの日常生活。現実は現実、しかしその何気ない日々が一番大切である。使えるものは何でも使う。その一つがSnapshotである。
視力は元には戻らない。まあピンボケを嘆くよりも、大腿筋の衰えだけは許してはならないと肝に銘じる。
10年前の鳥見
地元の公園で人慣れした数羽のカワセミが日常に潤いを与えてくれていたが、その場所はいつの間にか萱に占領されて水面がなくなってしまった。もう此処にはやってこない。
2009/10月頃 近所の水辺公園にて
今後人慣れしたカワセミに逢うためには、他エリアへ行かざるを得ない。歩く距離は長くなり、チャリ転がしでも往復すれば15Km以上あるだろう。好都合かも・・・
先人カメラマンに割って入る必要があるだろうが、
ゆっくりと隅っこから始めよう!
関連過去Log:
引地川のほとり 湘南宿ホオジロ
引地川のほとり 湘南宿カワセミ
戸塚宿界隈カワセミ 和泉川
湘南宿カワセミ 引地川
湘南宿カワセミ 長久保公園
湘南宿カワセミ はじめての泉の森
巣ごもり 気分転換 テントの虫干し
320
320
関連記事
-
散歩道 近寄ってきたヤマガラ
目次1 混群も地面付近に2 混群の一員であるヤマガラ3 関連過去Log: 混群も …
-
引地川のほとり 杜のモズ
目次1 モズ 英名Bull-headed Shrike2 被写体としても面白い3 …
-
散歩道 原っぱのノビタキ 2024
目次1 観察と学習2 ノビタキ (stonechat)2.0.0.1 生態・生息 …
-
公園 雀 心地よい春眠の誘い
目次1 身近な野鳥では無くなった雀2 身近な野鳥とは3 季節が変わる4 動画~ほ …
-
湘南宿カワセミ はじめての泉の森
目次1 大和市 泉の森2 サクッと一巡してみて3 関連過去Log: 大和市 泉の …
-
散歩道 逃げないヤマガラ
目次1 野鳥観察や野鳥記録のスタイル2 この春最後の“かぶりつき”ヤマガラ3 関 …
-
散歩道 居残る? ジョウビタキ
目次1 木の実がなくなったジョウビタキは・・・2 さて渡りまでこのエリアに留まる …
-
散歩道 さらばルリビタキと言おう
目次1 雨の降る日をまって さらばルリビと言おう2 今冬(2022年シーズン)の …
-
散歩道 日なたのアオジ
目次1 暗い林の中では2 日向のアオジ3 関連過去Log: 暗い林の中では 混群 …
-
2022年10月 ジョウビタキの渡り
目次1 大挙で渡ってきたのか?2 ジョウビタキ (Daurian Redstar …