営巣 2022.3月 雑木林のコゲラ
目次
身近な雑木林での繁殖徒然
真夏のピーク、市街地の小規模な雑木林では鳥影もなく、目にするのはスズメとカラスばかりで、時折ムクドリやヒヨドリが顔を見せる程度で被写体としてはお寒いシーズンだ。
時折ガビチョウの聲で涼むこともあるが、ミンミンゼミとアブラゼミの肉声に取り込まれて麻痺状態に陥る。
今年は地元で我慢はするが、来年の夏は八ヶ岳は無理だとしてもせめて丹沢に出掛けよう。
鳥見ができない夏場の雑木林であるが、春は野鳥たちの繁殖期を垣間見れた。
今回は先のモズに続いて、コゲラの備忘録である。
コゲラのカップル
真冬の公園樹でもコゲラ達は枯れ木に穴を掘ることもあり、ずっと使い続けるのかと思ったら、あっさり放棄してそのまま来なくなることもあった。
単に掘り進んで虫を捕るのか、冬のねぐらなのか、試掘?その辺りがよく分からない。
暫くはコゲラの穴掘りにも興味が薄れたのだが、流石にカップルでやってくると、試堀ではない?・・・
記録を撮ることにした。
営巣確認2022/04/05頃
コゲラ (Japanese Pygmy Woodpecker)
冬の季節は混群で生活するのか、あまり単独では見かけない。
食性は雑食で節足動物等昆虫を主食とし、木の実を食べることもあるが、花の蜜を求めることはないようだ。桜満開でも花にはやって来ない。
羽色で雌雄を区別することはできない。雄には後頭部にある赤い斑があるものの、羽毛を逆立てないと見えない。
概して雄より雌がやや大きい。
巣穴は毎年新しく掘るようで、繁殖用には再利用しない。
以上が一般的なコゲラの情報である。
雌雄で穴掘りをするコゲラ
コゲラのカップルが交代でドラミングをするのを見て、本堀なんだろうと思った。
コゲラの巣から7m~8mの距離にハシブトカラスの巣(繁殖)があり、コゲラ達は結構カラスの出入りを警戒している。小生もコゲラ達に対して少し遠慮気味であったが、小生の姿よりもカラスが気になるようで、カラスが上空を飛翔すれば、隠れたり逃げたりしていた。
小生が居座ればカラスも近づいてこないためか、結局巣穴掘りが交代で続く。そういう状況となった。
上部には古巣あって巣穴の距離は20cm程、来年は下段に穴掘りしてもらえたらと願う。20cm間隔だと後4年分のスペースはあるのだが・・・
備忘記録動画:雑木林のコゲラ 営巣2022
関連過去Log:
餌運び 2022.5月 雑木林のコゲラ
引地川のほとり モズの親子
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雑木林の水たまり 初めての水浴び? ~シジュウカラ~
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引地川のほとり ムクドリの水浴び
近隣の野鳥達 AFレンズが加わって・・・
河津桜が満開~メジロやヒヨドリ
引地川のほとり 雑木林のヤマガラ
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