引地川のほとり 公園のクリハラリス
カラ系の混群を求めて
水鳥は定位置がないものの水場へ出掛けて待っていればやって来ることもある。サギやカワセミなどテリトリーを持つ種類なら尚更である。
カラ類を特定して追いかけられるかといえば、まあ運ということになるのかもしれない。待っても探しても来ない時は来ないのだ。見つけても、あっという間に過ぎ去っていく。カラ類の混群に遭遇すれば間近で拝められるのだろうが、うまい話もなく勘に頼るだけなのだろうか。
結局、森で待機がいいのか街路樹なのか川縁なのか分からず、混群との遭遇は適わなかった。先ずは聞き覚えのあるシジュウカラの地鳴きを探そうと思う。
外来種のクリハラリス
普段は樹木からなかなか降りてこないクリハラリス(タイワンリス)であるが、この日は地上路面で戯れていた。微笑ましい風景だ。カラ類の混群がやってくるまでカメラを向けてみた。
クリハラリスにはどう猛性はないが、農業や電線など構築物への被害を出すこともあり特定外来生物でもある。
伊豆大島から江ノ島そしてそこから広がったと想定される末裔が地元で生息している。2000年頃だったか、鎌倉地区全域でリスが増加した経緯から、その流れをくむ個体なのかもしれない。農作物への被害、在来種・野鳥との競合を考えると、これ以上増殖しないでもらいたいと思う。ただ、アメリカザリガニ同様繁殖力のあるものが生き残るのが自然の摂理であるし、人命被害が出なければ駆除の対象にすらならないので自己防衛するしかないのである。大群で押し寄せるムクドリやワカケホンセイインコに対しても、駆除対策には至らないと聞く。
クリハラリスは憎めないのであるが・・・
可愛さが募って餌付けする輩も注意が必要であるが、こちらは自然増殖より始末が悪い。
カラ類の混群は待ちぼうけ。
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