散歩道 通りすがるカシラダカ
冬鳥の一個体
ホウジロ科に属するカシラダカは一般的にはホオジロに似た冬鳥というイメージが先行する。それ以上突っ込んで調べることも稀であろう。
スズメに似た地味なホウジロの仲間であると。英名:Rustic Bunting
鳥見の世界でも、写してそのままという扱いであろう。希少個体としてミヤマホウジロ、クロジがより珍重される。
一般的な冬鳥であるが、国際自然保護連合のレッドリストで「絶滅危惧II類」に指定されており世界的な減少となっているそうだ。
挨拶や季語のように「冬鳥が少ない」と表現されても意味不明ではあるものの、都市化できない種族は自然環境変化や農耕地減少で割を食う。
鳥インフルエンザによって鶏卵の価格が上昇するのには敏感でも、特定の野鳥の増減は知る必要もない。
小生にあっても、ヒタキロスは経験するがカシラダカロスは起こりようもない。やはりスズメ系の色合いは鳥見ファンにも相手にされ難い。
ルリビタキロス? 2023年1月下旬 その9 ~引地川 支流のほとり~
しかし唯の散歩者なら野鳥にも関心がない筈が、「カワセミ?」「なに?」と近づかれてこの日はカシラダカロスとなった。
鳥見の人間は意外に一般歩行者に気を配ってきたが、一般歩行者にそれを期待してはいけない。ある意味傍若無人である。
水辺でもないのにどうしてカワセミがいると思うのか・・・何を見ようとして近づいてくるのか、何かしら悪意めいた動機も感じた。
が、公道である以上文句も言えまい。
少し偏屈になろう。一般歩行者は無視しようと思う。
7羽のカシラダカ
何気なく通りかかった道にカシラダカがいて、それが飛び去る、唯それだけの出来事である。
こんなところで採餌しているだな。20m先では小生のカメラでは風景と化する。
もそっと近寄ってほしいものだ。
湿地帯のカシラダカ 2023.01 その2
花の季節が訪れるため一般歩行者が大勢やって来る。気温も緩んで、野鳥は地面に下りてこなくなる。
そろそろ冬の鳥見も終わりに近づいていく。
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