散歩道 モズと親しむ
春のポイント
杉花粉はピークが過ぎたとはいえ、マスクを外すと碌なことはない。陽気がよくなったとしても、眼鏡が曇ったり目が痒かったりと体調は花粉や低気圧によって影響を受ける。
休閑地のツグミとビンズイを除けば冬鳥の痕跡は無くなってしまった。ソメイヨシノの花ピークが終わろうとしている頃だから仕方がない。
楽しみは繁殖期の留鳥へと気持ちを切り替える。
今回も残念ながらエナガの巣は見つけられなかった。カラス2箇所、モズが1箇所という営巣ポイントを遠巻きにしているが、コゲラは未だ不明だ。
モズ達が元気に飛び回っている。早々とカップル化しているものもあれば、カップルの周りを遠巻きにしている雄がちょっかいを出しながらも均衡を保っている感じだ。
人里の小さな狩人
モズ=【人里の小さな狩人】という表現はどうもNHKのドキュメンタリーのタイトルのようで、一般の人が使っている感はない。
モズ 小さな猛禽 早贄をする残忍性 鳴きまね上手 というのが一般的である。英名:Bull-headed Shrike
当たり障りのない説明でモズを表現されても困るが、それ以上のことは体験し観察しないと実は分からないのである。それを記載していないということはコピペだけの纏めサイトと変わりが無い。
意外なのは森林に始終生息しているのではなく、草地の多い里山や農地など人の手がある程度入ったエリアで繁殖活動を行うことである。小生が見知った近郊のモズは人が誰も通らない鬱蒼とした林ではなく、人が適度に散策したりする街路樹の中や車の出入りもある垣根の中といったカラスや鷹が来ない空間を営巣場所としている様な気がする。
燕のように視認性のある場所での営巣はしないが、小さな個体故に人里に降りてくる、或いは雛を育てやすい環境だから人里に来るのか。
花粉の時期で春は嬉しくない季節であるのだが、モズが小さいな晴朗を届けてくれた。
散歩道 ルリビタキ メスタイプ 2023年2月中旬 その2 ・・・今期最後の記録
勢い余まり近寄りすぎて、モズ達が騒いでいる・・・
モズ達の領域
散歩コースの一角(50m×50m程度)はモズのカップルが押さえている。
カラスとチョウゲンボウはモズ(雌雄)の嘴の警戒してか・執拗に排除されるためか、このエリアに侵入してこなくなった。
ヒヨドリは花の蜜なら許容されているようで遠巻きしながら一角で過ごしていて、無害なセキレイも隣のエリアで採餌している状況である。
前年同時期のこのエリアはカラスの採餌場となっていて、モズは初夏に移ってきたような気がしているが、今期は早くもモズの狩り場となっている。
獲物はネズミ カナヘビ ケラ ヨトウ等青虫 ミミズ トカゲそして昆虫類を捕獲していた。厳密ではないが雌への給餌用には大型の獲物を運ぶ傾向があり、小物は直ぐさま平らげていた様に見えた。
3月は比較的ノンビリというか雄の休憩ばかりが目に付いた。
モズ抱卵は雌の役割と教科書には記載されているが、
Web動画(小生の記録はない)の中には雄の抱卵例も記録があって臨時の交代抱卵が行われている模様(フェイク動画にも見えなかった・・・)である。
このカップルは
昨年度の同じ個体なのか
繁殖行動は1回それとも2回
雛が独り立ちしたらこの地から山間部へ移動するのか
といった疑問は解明できないだろうが、モズと同行できる楽しみで満ちている。
関連過去Log:
散歩道 逃げないヤマガラ
散歩道 駐輪場のイソヒヨドリ
散歩道 河津桜とメジロ 2023
散歩道 さらばルリビと言おう
散歩道 木の葉返しのガビチョウ
散歩道 電柱のヤマガラ
プチ遠征 県央の公園 シメ
散歩道 日なたのアオジ
散歩道 河津桜のヒヨドリ
散歩道 近寄ってきたヤマガラ
散歩道 居残る? ジョウビタキ
散歩道 通りすがるカシラダカ
散歩道 喜憂のヒヨドリ
散歩道 トウネズミモチと野鳥
散歩道 トウネズミモチのツグミ
散歩道 地面のヤマガラ
西部域の公園 ツグミ
引地川のほとり モズのカップル
森の散歩道 ハイタカが通る
いつもの散策 久々のイソヒヨドリ
森の散歩道 ヤマガラが少ない?
支流のほとり ルリビタキとジョウビタキ 2023年1月
相模原公園 ダイナボアーズとジョウビタキ
県央K公園 モズ
プチ遠征 県央の公園 アオゲラ
西部域の公園 ジョウビタキ
森の散歩道 ルリビタキ メスタイプ
小出川のほとり ノスリ
森の散歩道 ヤマガラ まだ樹上
森の宿題 ルリビタキの探索
森の散歩道 ノスリ立ち寄る
散歩道 藪のアオジ
森の散歩道 タレント忍者 エナガ
森の散歩道 アオゲラ
引地川の冬鳥が減少している?
Sundayトライアルチャージとルリビタキ
日曜日はルリビタキ?・・・+トライアルチャージ
2022年12月 引地川辺りの冬鳥
2022年11月 ジョウビタキと戯れる
2022年10月 ジョウビタキの渡り
2022.10月 地元の原っぱでノビタキと遭う
320
320
関連記事
-
3月というのは色に満ちているのだな
目次1 春の色1.0.0.1 小径の土佐水木2 教科書的な写真とは縁が無く・・・ …
-
引地川のほとり コサギの狩 静と動
目次1 地元での日常の野鳥2 土砂撤去のための工事の影響はあるの?3 コサギの狩 …
-
散歩道 地面のヤマガラ
目次1 混群に属さないヤマガラ2 ヤマガラは何の実を食べているのか3 関連過去L …
-
河津桜が満開~メジロやヒヨドリ
目次1 寒さが飛んで・・・1.0.0.1 2022/03/03 河津桜~ヒヨドリ …
-
湿地帯のホオジロ
目次1 明るい撮影地遠征計画2 湿地帯では3 関連過去Log: 明るい撮影地遠征 …
-
公園 雀 心地よい春眠の誘い
目次1 身近な野鳥では無くなった雀2 身近な野鳥とは3 季節が変わる4 動画~ほ …
-
日曜日はルリビタキ?・・・+トライアルチャージ
目次1 日曜日は買い物しなくてもトライアルチャージ2 お米の加算ポイント3 鳥見 …
-
西部域の公園 アオジ
目次1 恐がりなアオジも空腹には勝てないようで2 目の前のアオジ3 関連過去Lo …
-
森の散歩道 ノスリ 立ち寄る
目次1 狩のためにやって来たノスリ?2 獲物はなんであろうか3 関連過去Log: …
-
散歩道 トウネズミモチと野鳥
目次1 前日に続き、残り少なくなったトウネズミモチの実2 ジョウビタキには実が大 …