レビュー VMware WorkStation 17.0でWin22H2をクリーンインストール
目次
VMware WorkStation 17.0.0のリリース
VMware Workstation 17 Proがリリースされたので、導入した。
Windowsにはこれ以上費用を掛けないが、VMwareは外せないし外さない。
単なるエンドユーザーながら、過去発売直後から使用してきた。XPで運用していた業務PCを仮想化して、バラバラなPCの機種管理と業務ソフトのメンテナンスの軽減を図ることができた。仮想化によって実機のパフォーマンスには劣るものの、ホストPCさえ動作すればクライアント業務PCはもとより、Domainサーバー・ファイルサーバーも仮想化によりコストカットとシステムの安定に繋がった。
今ではVMWare、Hyper-V、VirtualBox、ParallelsおよびKVMと幅広く仮想化ソフトウェアのラインナップがあって、OSを選ばない。
小生の場合は、VMware PlayerとProで十分・・・その新リリースである。
VMware Workstation 17 Pro (17.0.0 build-20800274)
- 世界トップレベルのデスクトップ ハイパーバイザー:1 台の PC で複数の仮想マシン、コンテナ、Kubernetes クラスタを実行
- 新機能:Windows 11 の PC と仮想マシンをサポート
- 3D グラフィックスのサポートを強化して DirectX 11 に対応し、最大 8 GB の vGPU メモリを利用可能
- 仮想マシンのスナップショット、クローン、仮想ネットワークを活用して効率性を最大化
- VMware インフラストラクチャ全体にわたり仮想マシンを簡単に移動しスムーズにアクセス
- vctl CLI を使用して OCI コンテナ イメージをビルド、プッシュ、プル、実行
- 制限付きまたは期限付きの仮想マシンを暗号化して構築
- Workstation の仮想マシンとコンテナを Windows 上で WSL2 や Hyper-V と並行して実行
https://store-jp.vmware.com/vmware-workstation-17-pro-5709912600.html
30%off 20,983円で販売
VMPlayerの非営利(無償)版も健在
Try Workstation 17 Player for Windows
:https://www.vmware.com/go/getplayer-win
The free version is available for non-commercial, personal and home use.
We also encourage students and non-profit organizations to benefit from this offering.
小生の場合スナップショットは外せないので、やはりPro版だ。
Windows11 22H2 build 22621.675をクリーンインストール
Windows 11 の PC と仮想マシンをサポートしたということで、早速22H2(22621.675)をクリーンインストールしてみた。
LegacyハードPCでも22H2は動作するし、VMwareでの仮想PCでも問題はないのだが、正式なvTPMを見ておきたい。
使用ISO:22621.675.221008-0001.NI_RELEASE_SVC_IM_CLIENTPRO_OEMRET_X64FRE_JA-JP.ISO
仮想マシン設定
UEFI+セキュア ブート+vTPMを有効化
TPM回避作業なし(レジストリ、特定dll変更、Rufus経由 等)
この部分は正式対応のため、操作は簡単だ。
インストール過程
途中では、Legacyハードに関する制約(ホストPCはLegacy)は受けない。基本MSアカウントは使用しないので原則オフライン状態で進めるも、デバイス設定時にインターネット接続をしないと先に進めない。(MSアカウントが必要ということ)
無視して作業を反復(このデバイスをどのように設定しますか?辺りを行きつ戻りつ)・・・5-6回繰り返しているうちにローカルユーザーで登録ができるようになってしまった。
*再現性が低いので、以下の方法が無難である。
ローカルユーザーで登録ができない場合は
初期設定画面の「国または地域はこれでよろしいですか?」画面が表示されたら、[Shift]+[F10]キーを押し、コマンドプロンプトを開く。
開いたコマンドプロンプトで、以下のコマンドを実行する。
oobe\BypassNRO.cmd
再起動(インターネットoffのまま)が実行され、「インターネットに接続していません」→「制限された設定で続行」をクリックする。
*今回は未実施・・・出番がなかった。次回のクリーンインストールの場合は初めから処理する予定。
2022/11/24追記:再~ローカルユーザーで登録ができない場合は
*ローカルユーザー登録について録画データを記録するために、22H2クリーンインストールを再実行した。
MSアカウントを作成する目的なら兎も角、ローカルユーザーで処理を行うとすればこの方法が簡単且つ確実であった。
musファイルで22621.819へUpdate
ローカルユーザーで登録できればインストールの最終過程、VMware toolsを導入し、
オフラインでwindows11.0-kb5019980-x64_8c5c341ffaa52f1e832bbd2a9acc5072c52b89fe.msuをインストールし、Build Upする。
再起動後に22621.819のBuildナンバーを確認できれば、インターネットを繋いで正式プロダクトキーを入力・認証すればクリーンインストールの完成である。
TPMに関する制限は何処にも見当たらない
ホストPCはLegacyハードではあるが、VM 17.0.0 build-20800274での仮想PC上では全くTPM制限に関する告知や制限は現れなかった。
仮想PCに関する限り、もはやインストール前に各種チェックシステムで対応を検討する必要もないだろう。
vTPMが特殊なのか、MS側が仮想PCを許容しているのかは不明ながら、Legacyの影響がなく使用できるものであると再認識した。
【Microsoft Pluton】チップのエミュレートが仮想PC上で実現されるのであれば、Windows12もVMware等の仮想空間で利用できるのではないかと思うのは、素人の浅はかさであると思うが、ちょっとだけ期待をしたい。
Legacyハードでの物理Windows11が自己責任で運用するものというのは変わらないが、22H2においても仮想PCでは回避策が不必要である点は確認できた。
Legacyハードのパフォーマンス次第であるが、ホストPCがUbuntu、ゲストPCがWindows11への路線が現実味を帯びてきたと思う。
【Microsoft Pluton】でもLegacyハードPCにWindows12を開放するという状況が可能であるならば理想ではあるが、そもそもがビジネスである。
業界は新CPUや新マザーボードを売りまくりたいのだ。だけど一般ユーザーは用途もない高級CPUなんて必要ないのである。
5年~8年落ちのLegacyハードで十分と思っている。Legacyハードを動かせるOSでいい。
関連過去Log:アプリ関連
Tips:Windows11 VMware仮想PCにvTPMを組み込む
Tips:Windows11 VMware仮想PC vTPMからソフトウェアレベルTPMに変更する
VMware Pro 仮想マシンのWindows10を更新インストールする
QR決済 スマホアプリ Su-payユーザーになる
メモ:Windows 11 2022 UpdateとVM仮想PC 22000.978
メモ:DaVinci Resolve 18.0.3への更新
メモ:LegacyPCをWindows11にアップグレードする意味があるのか
メモ:従来の無償版 G Suiteを継続する(個人・非営利目的)
メモ:Google Workspace 料金不要のオプションの登録
メモ:ドメイン更新~値上げされる前に~FC2ドメイン
最近のドメイン更新価格確認2021
2018:ムームードメインからFC2ドメインへ移管作業
ドメイン更新料を節約する ~移管は何処が低価格~
関連過去Log:Windows関連
Tips:今さらながらTVtest ver.0.10をTSファイル再生のメインに据える
Legacy ZENBOOK UX21E も 22H2 22621.521へ
Tips:記録終了しなかった中間 (MDT) 動画ファイルを修復する
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Tips:Windows 11のデスクトップ壁紙の収納場所
Tips:VMware仮想PCのレガシーBIOSモードをUEFIモードへ変更
なんで今頃BonDriverの初期化が出来ないんだよ!
Tips:Windows11の自動サインインの設定
Tips:Windows11 【netplwiz】自動サインインの設定が表示されない場合の対応
関連過去Log:PT3
PT3掲載機(Legacy)と22H2 build 22621.819
PT3とWindows11 22H2 build 22621.755
PT3とWindows11 22H2 build 22621.608
PT3とWindows11 22H2 build 22621.521
PT3とWindows11 22H2 R Preview build 22621.382
メモ:物理PC Ubuntu22.04 LTSにPT3環境を設定してみる
PT3とWindows11 22H2 R Preview build 22621.105
関連過去Log:PT2
PT2とWindows11 22H2 build 22621.819
PT2とWindows11 22H2 build 22621.755
PT2とWindows11 22H2 build 22621.675
PT2とWindows11 22H2 build 22621.608
PT2とWindows11 22H2 build 22621.521
検証:PT2と先行RTM候補 Windows11 22H2 build 22621.382
PT2掲載機(Legacy)とWindows11 build 22000.778
関連過去Log:Ubuntu関連
Tips:Ubuntu22.04LTS CtrlとCapsLockキーの入替
Tips:Ubuntu22.04LTS テキストファイルを簡単にroot編集する
Tips:Ubuntu22.04LTS lvmの拡張をする
Tips:Ubuntu22.04LTSにClamTK6.14をインストールする
Tips:フォルダ共有 Ubuntu22.04 LTSとWindows11
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