散歩道 駐輪場のイソヒヨドリ
都市化する野鳥
家庭ゴミから給餌するカラス、雀よりも一般化したヒヨドリ、下水道・下水設備の整備で魚影の濃くなった一般河川にカワセミ、ビルで営巣可能なハヤブサ・チョウゲンボウなどが都市化した野鳥とされている。
もっとも木造家屋が激減してスズメの個体が減少したように、どの種族も気候変動や生活様式に対して変化せざるを得ないのだ。人類の環境においても日本人の寿命は延びたが、人口減少に苦しめられる結果となってきている。
50年後の散歩道はどのようになっているのだろう。小生はとっくに灰になっているが、どんな風景となっている?
死後の世界は宗教が論ずべき案件なので控えるが、人類は温暖化や飢餓そして戦争を阻止できるのだろうか。
できれば阻止していることを願う。
散歩道 ルリビタキ メスタイプ 支流ポイント 2023年2月上旬 その4
・・・イソヒヨドリの囀りに我に返った。
近郊のカラスが繁殖期に入ったようで近所の電信柱から姿を消している。
すかさずイソヒヨドリが戻ってきて美声にてさえずる。
起床の楽しみを実感する。イソヒヨドリの鳴き声と共に目覚めるのである。
カラスには出来るなら近寄って欲しくないのだ。そう、カラスやニワタオリの鳴き声で一日を始めたくはない!
駐輪場のイソヒヨドリ
今冬の厳冬時期に零れ餌(バードフィーダー)に有り付いてショートステイしていたイソヒヨドリも都市化する種族の一員であろう。
駅前のショッピングモールのテラスや駐車場で給餌するハクセキレイ同様に、そのうちイソヒヨドリが普通に街中で闊歩している状況になってくるのかもしれない。
20年程前からその兆候は始まっていて、集合住宅の駐車場、交差点の信号機、集合住宅棟の電灯や庇、JR駅前オフィスビルの高層部分に止まっているのを普通に見かけるようになった。
散歩道 駐輪場のイソヒヨドリ 2023.02.14 その2
マンションやオフィスビルの屋上や柵で囀るイソヒドリに、【なんだイソヒヨドリか】となる日が近いような感じもする。
春の繁殖時期だけではあるだろうが、沢山増えすぎると相手にされなくなるし、縄張り意識が強いので餌の独占などが毛嫌いされる可能性も高い。
セキレイのようにお馴染みの鳥になったとしても、こちらの持ち様によっては楽しめる被写体であることに変わりはない。
散歩道 駐輪場のイソヒヨドリ 2023.02.14 その3
この雌イソヒヨドリは春の陽気となって3月初旬には駐輪場から姿を消してしまったが、繁殖期にまた付近に現れてほしいものである。
イソヒヨドリ 英名:Blue Rock Thrush
イソヒヨドリは世界的には標高2,000-4,000mの高山の岩石地帯に生息する鳥。
主として地上で採餌し、動物性タンパクを主体に(昆虫類、小型爬虫類)捕食する。
通常は海岸線では岩の隙間、都市部ではビルの屋上、屋根の隙間、通風口、ベランダなどに営巣が可能。
人工構造物と周辺の緑地を利用することにより、新たな生息環境を開拓し生息地を拡大している。
集合住宅棟のイソヒヨドリ
早朝は戸建ての屋根や電柱、午後は団地棟高層部の手すりでイソヒヨドリが囀る。
もはや海岸線の崖に行く必要がないのである。距離(20m程度)はあるものの窓から時々姿を見せてくれる。
囀りを頼りに特定する・・・そんな感じで近づく。
後は残念ながらカラス次第だ。
散歩道 団地のイソヒヨドリ 2023.03.21
囀りに惹かれて団地の踊り場まで赴く
囀っているということは近郊で営巣するということではないか。
イソヒヨドリの拠点が海岸線から商業地ビルや集合住宅の高層部分に移動することには異論があるかもしれないが、自然界のことなので止められない。
雑食性のために家庭ゴミを採餌する場合があるものの、群れない・騒がない(美声の囀りを騒音と捉えられてしまうと困るが)野鳥としては迷惑鳥でないことは確かである。
農業関係者には野鳥であるために作物被害がゼロではないにしろ、いっぱんの都市生活者にはそう言えるのではないだろうか。
集合住宅のベランダでの営巣も確認されていることから、近郊で繁殖するようになると親しみがさらに沸いてくる。
イソヒヨドリのカップル誕生までは、カラスには縄張って欲しくないが・・・
ともかくウグイスは鳴いても何処に居るのか分からないが、イソヒヨドリは隠れもせずに雌を呼ぶ。
小生も釣られてノコノコ出掛けるのだ。
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日曜日はルリビタキ?・・・+トライアルチャージ
2022年12月 引地川辺りの冬鳥
2022年11月 ジョウビタキと戯れる
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