Tips:Ubuntu22.04LTSにClamTK6.14をインストールする
目次
Ubuntuでも動作するアンチウィルス ソフトウェア
Linuxユーザー数から判定すれば個人商用アンチウィルスの販売はソフトウェアメーカーにとっては利益を生まないんだろう。生産コストが合わないということで、ほとんど販売されていない。
Windows、Mac、Androidがメインで、Linux版を導入しようとしても選択肢が無いのである。特に日本語環境となると尚更だ。
以前使用できたSophos Antivirus for Linux 無償版もサポート終了となり提供が終了、無償版としてはClamAVという選択肢しかないようだ。
商用ソフトウェアの試用版を除けば、Clamという選択肢となった。
Flatpakのインストール環境を追加する
Desktopアプリ(例えばSnap Storeから)はインストールしても、起動できないことも多い。Legacyユーザー固有の問題が含まれているのかもしれないが、ほとんどがコマンドラインを多用するLinux管理者は多数存在しても、Desktopアプリユーザー自体が少なく、情報も乏しい。
動かないアプリはサッサと諦めるのがいいのかもしれない。動作すれば使用すればいいだけである。
動作するアプリを増やすために、標準ではインストールできないFlatpakアプリの動作環境を追加しておく。
端末操作で以下のコマンドを使用した。
$ sudo apt install flatpak
$ sudo apt install gnome-software-plugin-flatpak
$ flatpak remote-add –if-not-exists flathub https://flathub.org/repo/flathub.flatpakrepo
Ubuntu本体を再起動させ、Flatpakアプリ環境を整えた。
ClamTK ver6.14の導入を試みる
Ubuntu Server 22.04LTS(Ubuntu Desktopも導入済み 【sudo apt-get -y install ubuntu-desktop】)にClamをインストールする。
コマンドラインだけとなると小生には用を足さないので、GUIフロントエンドであるClamTKを最初から選択する。
ClamAVにGUIフロントエンドを付随させたものがClamTK(非常駐型)ということらしい。
上)GNOMEソフトウェアからインストールできるFlatpak版は、バージョン6.13
下)Ubuntu Softwareから標準でインストールできるClamTkは、debパッケージ版のバージョン6.07
GNOMEソフトウェアからインストールできるFlatpak版は、比較的新しいバージョン6.13
ということでGNOMEソフトウェアからインストールする。
・・・ところが、GNOMEソフトウェアではインストールが進まない。(Flatpakのセットアップは完了しているが、何かしら不足するのか現時点では不明・・・力量不足)
インストール作業に着手
ClamTK 6.07は動作する
記述のとおりFlatpak版がインストールできなかったので、Ubuntu Softwareからdeb版のバージョン6.07をインストールし動作確認はできた。
ところが、6.13へUpdateができるかと思ったが、ClamTK本体、Ubuntu SoftwareからもUpdateができない様だ。
本家のサイトにはclamtk_6.14-1_all.debが置かれているのに、どうしてUbuntu SoftwareでUpdateできないのか。単なる手動Updateかな。
Updateできないのは仕方が無いとして、では最初からclamtk_6.14-1_all.debのファイルでインストールを試みた。
まずはClamTk-deb版6.07のuninstall(Ubuntu Softwareによる)。ただ識者はuninstallはの必要はないと断言している。(なんだか曖昧な処置)
本家からファイルをダウンロード
本家にあるファイルをダウンロードし、インストール方法に従って処理をした。
https://github.com/dave-theunsub/clamtk/releases/download/v6.14/clamtk_6.14-1_all.deb
ダウンロードファイルは /tmpに置いて端末操作
cd /tmp
sudo apt install ./clamtk_6.14-1_all.deb
uninstallは (動作しない・気に入らない場合)
sudo dpkg --purge clamtk
・https://gitlab.com/dave_m/clamtk にあるドキュメントを確認
ローカルにあるclamtk_6.14-1_all.deb
を読み込んだのか、ネットから読み込んだのか・・・兎に角インストールは完了してClamTK6.14は動作する。
インターフェースは特段の設定をしなくても日本語化されている。
何かしらインストール作法が違うのかもしれないが、しばらく様子をみながら付き合っていく。
【同じ作業を繰り返して現在はClamTK 6.15を使用している。】
ちょっと分からない点
ここまでやって、もしかしてインストール先としてリポリトジを許可していないからかとも思ったが、そうするとdebパッケージ版のバージョン6.07がUbuntu Softwareからインストールできた理由が逆に分からなくなる。
結論が出ないため、次回のインストールで確認することになるが、エラーがなければそのまま放置することになりそうだ。
*debファイルは、Gdebiパッケージインストーラーでインストールした方がdebパッケージの依存関係も解決できるとなっていた・・・
そうであるならGNOMEソフトウェアもあまり信用しない方がよいと実感する。Ubuntu Softwareの利用も同様で、端末(ターミナル)からの導入の方が、確実なのかもしれない。
○宿題: (本題から脱線)
Ubuntu SoftwareとGNOMEソフトウェアのアップデートタブではネットワーク【接続なし】との表示がされている。
仮にこれが正しいとしたら、インストールもUpdateもできないこととなる。
しかし、Ubuntu本体のUpdateは確実にでき、同じDesktopアプリケーションである【ソフトウェアの更新】もきちんとインターネットを経由しているし、Webブラウザは普通にネットと接続できている。
とすると、Ubuntu Desktopのネットワーク設定が上手く設定されていないということか?
ちなみに、該当PT3掲載機(Ubuntu Desktop機)のLANカードは以下となっている。
・オンボードGigabit Ethernetは通信不能(劣化による機能停止)
・USB Gigabit Ethernet
・USB 100Mbit Ethernet
Ubuntu Software等はOnboardしか認識しないのか、どこかに設定箇所が隠れているのか、今のところ不明である。
スポンサーサイト
Amazon Raspberry pi 5 m.2 hat 関連
各種操作
インタフェースからウイルス定義ファイル【アップデート】
まずはアップデート方法の変更だ。自動アップデータに期待はできないと思うので、都度アップデートする。
手動更新をすると
ポップアップ表示がされるのかと思ったが、単にシグニチャの表示を更新するだけのようだ。
既に更新済みなので何にも変化はない。
動作し、定義ファイルの更新も行われてはいるが、Updateしているのか不安になる。
こんなに短くていいものなのか・・・更新内容が少ないのか動作が不完全なのか、実感として分からない。
ディレクトリ検索
インターフェースボタンを押して、ディレクトリ指定する。
安全なフォルダを対象としているので当たり前だが・・・
スケジュール操作
スケジュール設定後の動作の確認は面倒だし、当面手動で支障がないため、ここは未設定とした。
スポンサーサイト
amazon タイムセール amazon basics
さて
インストールし簡易動作確認しただけであるが、これで安心という程のものでもない。
そもそもUbuntuでメールクライアントを使わないし、外部からのアクセス遮断の方が効果がありそう。
寧ろ悪意のサイトに遭遇した場合、管理者権限はないもののブラウザアクセス時には無防備となるかな・・・その辺りが課題・・・取り越し苦労?・・・
ClamTKの使い方、セキュリティの強化をもう少し探りながら、使っていこうと思っている。
Ubuntu Desktop自体を使用しているだけでもリソースを消費するのは分かっているが、それとセキュリティ対策は別なので用心することに越したことはない。
関連過去Log:x64 Ubuntu関連
Ubuntu22.04LTSのClamTK6.15をUpgradeする
Tips:【Ubuntu Server 22.04 LTS】CDリッピングとCDDB
Tips:【Ubuntu Server 22.04 LTS】時間指定による自動復帰:rtcwake
Tips:【Ubuntu Server 22.04 LTS】Thunderbirdをアンインストールする
Tips:【Ubuntu Server 22.04】有線Lan接続「管理対象外」表示を修正する
Tips:Ubuntu22.04LTS CtrlとCapsLockキーの入替
Tips:Ubuntu22.04LTS テキストファイルを簡単にroot編集する
Tips:Ubuntu22.04LTS lvmの拡張をする
Tips:フォルダ共有 Ubuntu22.04 LTSとWindows11
メモ:物理PC Ubuntu22.04 LTSにPT3環境を設定してみる
Tips:新たなデスクトップを用意する Ubuntu Desktop 20.04.3 LTS
関連過去Log:Raspberry Pi 5関連
Raspi5-NVMe機 2024.09 最新Security update
Bookworm RaspberryPi5: CTRLキーとCaps Lockの入替
raspberry pi 5とMcuzone MPS2280D M.2hat
Raspberry Pi 5:有線イヤホンを使用する
PSEマーク Raspberry Pi5 電源アダプター
Raspberry Pi 5:Doom3で遊ぶ
Raspi5にClamtk 6.18をインストール
Raspi5にapp store Pi-Apps を入れる
raspberry pi 5 m.2拡張ボード hat関連
Raspi5-PT3機のシステムバックアップ
Raspberry Pi 5 公式hatが発表って?
Raspi5-PT3 VLCプレーヤーでのリアルタイム視聴
PT3とRaspberry Pi 5 (Debian Bookworm)
関連過去Log:PT3
x86(x64)環境の終焉に向けて・・・
Debian12 (bookworm)+Docker(20.10.24)+mirakurun(3.9.0-rc.4) + EPGStation(v2.7.3)で試用中
PT3とWindows11 build 25967.1000
Ubuntu 22.4 LTS+Docker (20.10.21)+mirakurun(3.9.0-rc.2) + EPGStation(v2.6.20)で運用中
PT3とWindows11 build 22621.1413
PT3とWindows11 22621.963
メモ:物理PC Ubuntu22.04 LTSにPT3環境を設定してみる
PT3とWindows11 22H2 R Preview build 22621.105
関連過去Log:その他
メモ:LegacyPCをWindows11にアップグレードする意味があるのか
メモ:従来の無償版 G Suiteを継続する(個人・非営利目的)
メモ:Google Workspace 料金不要のオプションの登録
メモ:ドメイン更新~値上げされる前に~FC2ドメイン
最近のドメイン更新価格確認2021
2018:ムームードメインからFC2ドメインへ移管作業
ドメイン更新料を節約する ~移管は何処が低価格~
関連過去Log:x64 PT2
PT2とx64 Windows11 24H2 26100.1742
PT2とWindows11 build 22631.2715
PT2とWindows11 build 22621.1992
PT2とWindows11 build 22621.1485
PT2とWindows11 22H2 build 22621.900
検証:PT2と先行RTM候補 Windows11 22H2 build 22621.382
PT2とbuild 22000.832
関連過去Log:x64 Windows関連
Tips: Windows版 FFmpeg6.0を使用する
復習 VMware17 仮想マシンの仮想ディスクを縮小する
Tips:Windows11 Defenderをコマンド操作する 22H2
Tips:Windows Updateが止められないのでコマンド対応する-Tiny11
メモ:Tiny11builderを使ってみた
メモ:Tiny11 b1をアクティブにしてみた
Tips:デバイスのセットアップに関する通知をオフにする 22H2
レビュー VMware WorkStation 17.0でWin22H2をクリーンインストール
Tips:今さらながらTVtest ver.0.10をTSファイル再生のメインに据える
Tips:フィッシングに対する保護
メモ:Windows 11 2022 UpdateとVM仮想PC 22000.978
Legacy ZENBOOK UX21E も 22H2 22621.521へ
Tips:記録終了しなかった中間 (MDT) 動画ファイルを修復する
Tips:WINDOWS 10で0X800706BEのエラー対等 (KB5012599)
Tips:HotSwap! Version 6.3.0.0 on Windows11
Tips:Windows 11 日付や時刻がずれる場合の対応(NTPサーバー変更等)
Tips:Windows 11のデスクトップ壁紙の収納場所
VMware Pro 仮想マシンのWindows10を更新インストールする
Tips:Windows11 VMware仮想PC vTPMからソフトウェアレベルTPMに変更する
Tips:VMware仮想PCのレガシーBIOSモードをUEFIモードへ変更
Tips:Windows11 VMware仮想PCにvTPMを組み込む
なんで今頃BonDriverの初期化が出来ないんだよ!
Tips:Windows11の起動時にスタートアップ-アプリを追加する
Tips:Windows11の自動サインインの設定
320
320
関連記事
-
Windows 10 Creators UpdateとPT3
目次1 ごちゃごちゃしないでUpdate2 お馴染みのUpdate3 インストー …
-
Windows 11 Leaked ISO とVMware Workstation16.1.1
目次1 6/25の発表で詳細を確認することとして・・・2 Leakと思われる I …
-
PT2とbuild 22000.832
目次1 KB5015882によるUpdate2 PT2掲載機(Legacy)とW …
-
PT2とWindows11 build 22621.1778
目次1 プレビュー更新KB5026446のUpdate2 PT2掲載機(Lega …
-
Tips:Windows11時代でも有効なWindows7をWindows10に負担なしでアップグレードする
*該当記事は2021.11.04当時の内容です。Windows7のサポートは終了 …
-
消費税増税のためのPCアップグレード
Windows10へのUpgrade:2019 Windows7のサポート終了と …
-
PT3とWindows11 (KB5005642)にエラー 0x80073712が表示される
目次1 buildup中にエラー:6日間繰り返す(KB5005642)の失敗(0 …
-
Raspberry pi 5:デュアルモニターにする
目次1 デュアルモニター2 モニターのプライマリーとは3 タスクバーの位置設定4 …
-
Tips:Win10 HotSwapに対応するためAHCIモードに切り替える
目次1 ツールが駄目ならレジストリ変更で2 なら手動でレジストリを調整2.0. …
-
PT3とWindows11 build 22000.176・・・若干不安定・・・
目次1 LegacyPCを排除するのか放任するのか どちら?2 PT3とWind …