PT3とRaspberry Pi 5 (Debian Bookworm)
目次
PT2とWindows11 23H2 build 22631.3374
2023年の暮れに熱感染症を患った。自宅での抗原検査は陰性であったが、軽症であるが故に医療機関には出向かず自宅療養をした。
そのためか家族に感染を広げてしまう。皆、軽症。インフルエンザ並であることが良かったのかどうか・・・生涯の免疫獲得はないということなので、年1回の予防接種は今後も必要だろう。
小生の場合、1日高熱だけで2日安静にしていれば体躯は落ち着いた。しかし、文章を綴るのが億劫・記述の結論と文章校正が苦痛というか、まるで出来なくなっていた。それを後遺症というのか、老齢化 or 本来の自分なのか・・・
もはや4月、そろそろリハビリの開始としよう。
さてWindows。Windows12は金にならないからAI需要に特化していくのかな。
22631.3374なんていっても、只のWUに過ぎない・・・ LegacyハードPC側では見て取れる。
AI Chatなんて使い始めたら、駄文が書けないじゃないのか?
文章は誰が書いても似たり寄ったりな表現に、著作権侵害を通り越して、巧妙な詐欺や犯罪に使われる方が多くなるのでは・・・
AI関連はともかく、 Windows仕舞いの準備を怠らないようにと思っている。
Raspberry Pi 5 (Debian Bookworm)とPT3
小生にとってRaspberry Pi 5 がはじめてのSBCである。エンドユーザーなのでSSH接続やターミナル(端末)操作というよりも、Desktopが無いと使えない。
教科書がないのに時間と小遣いを浪費しているという事実よりも、PCI Express(PCIe)接続に対応しているのならPT3は動く!はずとの思いが強かった。
技適認証・PSEマーク掲載や【dtparam=pciex1_gen=3】の記載有無が巷の関心事になっていることを横目に、トライアンドエラーが続く。
だってRaspberry Pi 5用のPCIe拡張ボード(3種類所有いずれも)を差せば、何もせずにPT3が認識するのだから無理もない。
raspTester@raspberrypiSS:~ $ lspci
0000:00:00.0 PCI bridge: Broadcom Inc. and subsidiaries Device 2712 (rev 21)
0000:01:00.0 Multimedia controller: Altera Corporation Device 4c15 (rev 01)
0001:00:00.0 PCI bridge: Broadcom Inc. and subsidiaries Device 2712 (rev 21)
0001:01:00.0 Ethernet controller: Device 1de4:0001
どうしてドライバーが入らない どのソースコードをコンパイルするのだ??
raspTester@raspberrypiSS:~ $ ls -la /dev/pt3*
ls: ‘/dev/pt3*’ にアクセスできません: そのようなファイルやディレクトリはありません
本家ドライバーor野良ドライバー etc エンドユーザーには荷が重い
raspTester@raspberrypiSS:~ $ dmesg | grep -i pt3
[ 6.938234] pt3_drv: loading out-of-tree module taints kernel.
[ 6.938825] PT3: pt3_drv 0.0.1rev120 2023-07-01
[ 6.938973] pt3_drv 0000:01:00.0: enabling device (0000 -> 0002)
[ 6.939001] PT3: Bus Mastering Enabled.
[ 8.789377] PT3: device[0]=0000000000000000
[ 8.789760] PT3: fail allocate consistent. 0
[ 8.789766] PT3: fail create dma.
[ 8.789805] pt3_drv: probe of 0000:01:00.0 failed with error -5
error -5ってなんだ! 入るようで動作しないドライバーに落胆していた。
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大概の情報はUSBタイプのTVチューナーであったり、x64(x86)でのLinux環境であったりとArm系チップとPCIeの情報は少ない。記載があっても古典的な基礎理論が中心で環境が違えば、エンドユーザーには珍紛漢なのだ。手慣れたUbuntuでも認識できず、
うっすらと埃が目立つようになったRaspberry Pi 5基板にきちんとアクティブクーラーを取り付けて、ネット情報を頼りにカーネルコンパイルすればRaspberry Pi 5用ドライバーが出来上がるということのようである。
要はPT3のドライバーさえ入ってしまえば、結果的には現在の録画環境=Ubuntu22.04LTS(x64)+PT3+Docker-EPGStationの導入方法と何ら変わらない。
Chaina HatにPT3を載っけてみる
安定すれば記録メディアはHDDに変更していくのであるが、細かなエラーが出た場合は修正がなかなか小生には出来ないので、クローンコピーが簡単なUSBメモリを利用しつつテストを行っている。
小生のRaspberry Pi 5+PT3環境 覚え書き(初期動作版)
Hardware:
Raspberry Pi 5B 1.0 / 8GB (SC1112) (技適マークの表示はパッケージにあるため箱は捨てずに所持)
SHCHV Model:XS-GeN-27WUSB-C Power Supply US (PSE認証なし)(純正Power Supplyは予備・・・)
HatDrive! Bottom (NVMe 2230, 2242, 2280 GEN 3) for Raspberry Pi 5 (送料高額、Made in Cn製で十分)
Cruder Glide 3.0 256GB (boot USB メモリー) SanDisk Cruzer Glide 256GB USB 3.0 Flash Drive
Rraiser nvme-pci-ex4カード拡張ポートアダプター(HOMAJA AC4587, Made in Cn) 購入当初は怪しいと思っていたが動作中。
USB3.0Hub (USB2.0群を接続)
PT3 Altera Corporation Device 4c15 (rev 01)
*上記の校正ではPT3に外電源は必要ない
Software: (開発関係者に改めて敬意を表します)
Debian GNU/Linux 12 (bookworm)
Docker version 20.10.24+dfsg1, build 297e128
Mirakurun 3.9.0-rc.4
EPGDtation v2.7.3 EPGStation v2.7.3
samba Version 4.17.12-Debian
*PT3ドライバーは Kernel Configuration内 Media PCI Adapters →Earthsoft PT3 cardsとMultimedia support 内 DVB関連を一応チョイス(不要かも)してカーネルコンパイルを行い有効化する。
参照 https://www.raspberrypi.com/documentation/computers/linux_kernel.html
なおコンパイルしたドライバーを利用することで、Mirakurun-EPGDtationがスクリプトインストールが可能となり、Ubuntu版PT3と同様に各個別インストールする必要は無かった。
雑感
小生の場合時間を浪費した。識者や先駆者ならRaspberry Pi 5用ドライバーなんて瞬く間に準備できるのであろう。
Ubuntuでも同じようにしてカーネルコンパイルしドライバーを用意するのかどうかはやってみないと分からないが、小生には途方も無く時間が掛かるので出来ればUbuntu版はどなたかの結果を参照したい。
それと、PCIeとM.2の変換ボード(hat)やPCIe拡張ボード(ライザーカード)は多数有り、組み合わせは無限だ。国産に拘る必要は無いし、もはや国産メーカーも少ない。(AliやAmazonで購入すれば足りる)というか電車賃なり送料が掛かるわけで近所ならともかく電気街を回る必要もない。
*hatの場合、M.2SSDなら認識の有無、特に【dtparam=pciex1_gen=3】を設定すると動作不良となることからシビアにチョイスしないといけないようであるが、PT3の認識率は高いと思われる。そもそもサポートがないPT3に高額な国産メーカーの備品を購入する必要は無いと思っている。またPi5にはPCIeラインが1本しかなのでM.2を掲載したPi5も別途用意しデスクトップ環境を整えている。
後は記録メディアをHDDにすることと、最後は収納である。テスト中はゴツいHDMIケーブルやCATVケーブルやPT3自体の大きさもあるので床置き=不便なのであるが、運用するようになったらプラケースやらトイBoxに纏める方法を予定している。
宿題は一杯あって、FFMpeg周りとWine関連。エンコードは無理にしなくてもいいのであるが、やはりサイトー企画のSoftware群は使いたいが、Wine8.0ではx86環境が入らない。
稼働3日経過し現実的にエラー(エラーログは未確認)が発生していない。
PT3はPi5で運用が出来そうだ。
この際、x64+PT3環境は一気にArm版に変更するか・・・
Arm系チップのSBCではUSBタイプのTVチューナーが必要というのが習わしであったが、(未使用分を含めて)PT3の延命が決まった!
予算上CN製N100 PCも選択肢ではあるが非Intel派の小生には興味も無くむしろ、Raspberry Pi 5B 2.0とかRaspberry Pi 6B 1.0の出現を既に待ち望んでいる。
どんなPCメーカーもメイン記憶装置はM.2SSDになるわけで、Raspberry Pi の開発者であってもPCIe拡張は当然考えているものと推定したい。PCIeライン2本とか・・・
x86環境時代の終焉という一説も有り、やはりArm系チップに慣れておく必要がある。将来Raspberry Pi からPCIeの対応を止めるとなったら困惑するが、AMDもそろそろArm系チップを準備するであろうし、小生もArm系チップへのデスクトップ移行を検討することとなる。
Pi5+PT3が成り立ちそうなので今後はLegacyハードPCの切り捨て方針の撤回がなければ、Windows12+PT3は取り扱わない。動作テストが主体となる。 とりあえずCanary Channelは build 25967.1000にて終結。
追記:MPS2280D関連
最近2024.08.31の動作テスト【MPS2280D(MPSSDx2_Rev1.1)】とPT3
MPS2280DはM.2を2枚スロットに取り付けられる。
最新のeeprom【LATEST: 2024年 7月 30日 火曜日 14:25:46 UTC (1722349546)】にすれば、NVMe Bootも可能となる。(Raspi5-NVMe機で稼働中)もちろん、PT3も認識できる。
試してもいないし試す必要もないのであるが、PT3の2枚刺しも認識するのではないかと思っている。
小生の関心はPT3の2枚刺しではなく、Raspi5のWakeupである。現状、電源ボタンか電源コンセントを物理的にOnにしないと起動できない。Wakeup機能は現況、タイマー設定付き電源コンセントという選択肢しかないようで、Wakeup機能とSBCとは相容れない。それじゃx86環境を継続するかというと、それもない。
Raspi5の出す熱量を知ってからは、x86-ATX機を通電する気にもならない。
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動作確認動画
取り急ぎの(単なる退屈な)動作確認映像・ピクチャである。音声・解説はなし。各個、自己責任でチャレンジされたし。
HatDrive! Bottom (NVMe 2230, 2242, 2280 GEN 3) for Raspberry Pi 5は不要です。CN製Hatが2枚 3枚購入出来てしまう・・・
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Tips:Windows11の自動サインインの設定
関連過去Log:PT3
x86(x64)環境の終焉に向けて・・・
Debian12 (bookworm)+Docker(20.10.24)+mirakurun(3.9.0-rc.4) + EPGStation(v2.7.3)で試用中
PT3とWindows11 build 25967.1000
メモ:物理PC Ubuntu22.04 LTSにPT3環境を設定してみる
Ubuntu 22.4 LTS+Docker (20.10.21)+mirakurun(3.9.0-rc.2) + EPGStation(v2.6.20)で運用中
PT3とWindows11 build 22621.1413
PT3とWindows11 build 22621.1344
PT3とWindows11 22621.963
PT3とWindows11 22H2 R Preview build 22621.317
メモ:物理PC Ubuntu22.04 LTSにPT3環境を設定してみる
PT3とWindows11 22H2 R Preview build 22621.105
PT3とWindows11 21H2 build 22000.282
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