メモ:Tiny11builderを使ってみた
目次
スクリプトによるISO作成
Microsoft が提供するツールを使用して独自の パッケージを作成できる一連のスクリプトによる軽量版作成のコンセプトがTiny11builderということらしい。
tiny11builder-main.zipには目立った脅威・危険因子は出ない。(Kaspersky)
またtiny11 creator 25300.batの中身を開いてみたが、怪しい記述はないように見えた。(小生エンドユーザーなので・・・)
お馴染みのdismコマンドが並んでいて、Removing項目が中心、怪しいURLの参照はない。普段UUP Dump利用者なら、UUP Dumpの方が少し危険かなという実感である。
気になる方は、きちんとリファレンスを参照すべきだし、掲示板などで情報を得るといいだろう。
Tiny11builderスクリプト実行 (各個人の自己責任処理)
準備環境
https://github.com/ntdevlabs/tiny11builder からbatファイル、the official Microsoft websiteからISOファイルをダウンロードするだけである。
tiny11builder-main.zip (alpha)
Windows11_InsiderPreview_Client_x64_en-us_25300.iso
手順参照:https://horaku.shonanwalker.com/post-3606/#tiny11builder
目的 batファイルの記述確認・動作確認、ISOファイルの作成過程の確認
・・・
echo Removing Clipchamp…
dism /image:c:\scratchdir /Remove-ProvisionedAppxPackage /PackageName:Clipchamp.Clipchamp_2.5.15.0_neutral_~_yxz26nhyzhsrt
echo Removing News…
dism /image:c:\scratchdir /Remove-ProvisionedAppxPackage /PackageName:Microsoft.BingNews_4.12.21001.0_neutral_~_8wekyb3d8bbwe
echo Removing Weather…
dism /image:c:\scratchdir /Remove-ProvisionedAppxPackage /PackageName:Microsoft.BingWeather_4.53.50023.0_neutral_~_8wekyb3d8bbwe
echo Removing Xbox…
dism /image:c:\scratchdir /Remove-ProvisionedAppxPackage /PackageName:Microsoft.GamingApp_2021.427.138.0_neutral_~_8wekyb3d8bbwe
echo Removing GetHelp…
dism /image:c:\scratchdir /Remove-ProvisionedAppxPackage /PackageName:Microsoft.GetHelp_10.2206.2011.0_neutral_~_8wekyb3d8bbwe
echo Removing GetStarted…・・・
特に難しい記述はない。(リファレンスを知っていれば、小生は詳しくない)
スクリプト実行環境
Tiny11 b2(22621.1194)の仮想PC上で行い、LAN設定はホストオンリー(ネット遮断)として動作させる。
ISO作成後はISOファイルを取り出した後、念のためテスト環境は仮想PC実行前のスナップショットに戻す。
ユーザー操作
手順の通り、
操作自体は
1.tiny11 creator 25300.batを管理者権限で実行(x64_en-us_25300.iso)
2.ドライブレターの指定:小生の仮想PCなら (d +enter )(:は不必要)
3.各editionの選択 (Proは6)
4.スクリプトが終了すれば、batファイル所在のフォルダーにtiny11.isoが作成される
5.tiny11.isoをtiny11-b3(25300).isoなどと名称変更し保管、都度利用する。
仮想PCでTiny11-b3(25300)をアクティブ化してみた
tiny11 creator 25300.batによる作成後のISOファイルでもインストールは完了し、ライセンスも認証済みとなる。
今後はMicrosoft が提供するツールを使用して独自の パッケージを作成できる一連のスクリプトプロジェクトが各種出回るのかもしれない。
自分で再パッケージできるという点は安心材料である。
インストール後の印象
Dev版だからなのか、Tiny11-b2に比べて動作が重い気がした。
(もしかしたら一部Windowsコンポーネントストア(WinSxS)が削除されていない? vTPM利用だから?)
というか軽量化タイプではないのような感じもしている。・・・少し検証や確認が必要かも。
*Tiny11-b3(25300)というのはプロジェクト(https://archive.org/details/tiny-11_202302)で運用されているものとは別のもので、
https://github.com/ntdevlabs/tiny11builderを利用した個人的なISOファイル。
VMware WK 17 Pro(16では若干の操作が必要)では仮想PCでの利用でvTPMを利用できる。(ホストPCがLegacyハードPCであっても)
つまりサポート対象機器の有無の確認をせずともノーマル版Windows11が適用対象となる。
TPM2.0回避ツールは不要なわけで、後はノーマル版Windows11か軽量化のTiny11の選択ということだ。
仮想で使う限りノーマル版Windows11の方が管理が楽という点で、小生の場合は軍配はノーマル版で変わりはない。Tiny11プロジェクトはBuild固定で使用させるためWUの管理が面倒、これに尽きる。
Tiny11プロジェクトはWindows12が出て【Microsoft Pluton】チップ掲載のマザボ等が必要であることが確実となった場合に、Windows11サポート終了間際で利用できれば丁度いい・・・
仮想PCということなら本家の22621.1265版Window 11 Enterprise (Evaluation)
あれこれインストール(Evaluation版ではあるが)するよりも、どうせライセンス認証するなら22621.1265版Window 11 Enterpriseが便利で確実だと思った。
The evaluation virtual machine includes:
- Window 11 Enterprise (Evaluation)
- Visual Studio 2022 Community Edition with UWP, .NET Desktop, Azure, and Windows App SDK for C# workloads enabled
- Windows Subsystem for Linux 2 enabled with Ubuntu installed
- Windows Terminal installed
- Developer mode enabled
仮想化ソフトウェアの 4 ブランド、VMWare、Hyper-V、VirtualBox および Parallelsが揃っているため、大方の環境で直ぐに動作が可能。
Get a Windows 11 development environment
Start building Windows applications quickly by using a virtual machine with the latest versions of Windows, the developer tools, SDKs, and samples ready to go.
https://developer.microsoft.com/en-us/windows/downloads/virtual-machines/
小生の環境でも重くて使えないわけではないから軽量化をする必要もない。
Windows11への移行が諸条件により整っていない場合には、見極めが必要であるかもしれないが32bit版Windowsが消滅する状況であるため、TPM2.0や将来の【Microsoft Pluton】への対応を考えるよりも、先ずはWindowsの64bit版への移行を検討しよう・・・
関連過去Log:Tips
メモ:Tiny11 b2をアクティブにする
Tips:Tiny11 b1をWUをオフにして使用する
メモ:Tiny11 b1をアクティブにしてみた
Tips:現時点での最新版Windows10のISOファイルを保管する
Tips:デバイスのセットアップに関する通知をオフにする 22H2
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レビュー VMware WorkStation 17.0でWin22H2をクリーンインストール
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VMwareとWindows11 build 22468.1000 on Legacy物理マシン
Tips:VMware仮想PCのレガシーBIOSモードをUEFIモードへ変更
Tips:Windows11 VMware仮想PCにvTPMを組み込む
Tips:Windows11 ダークモードへ色を設定する
Tips:Windows11の起動時にスタートアップ-アプリを追加する
Tips:Windows11の自動サインインの設定
Windows10 自動サインインを有効にする
マイクロソフトアカウントでの自動サインイン Win10
関連過去Log:PT3
Legacyハード-マザーボードのI/O関連がついに逝ってしまい廃棄~交換装填の予定
PT3とWindows11 22621.963
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PT3掲載機(Legacy)と22H2 build 22621.819
PT3とWindows11 22H2 build 22621.755
関連過去Log:PT2
PT2とWindows11 build 22621.1265
PT2とWindows11 build 22621.1194
PT2とWindows11 build 22621.1105
PT2とWindows11 build 22621.963
PT2とWindows11 22H2 build 22621.900
PT2とWindows11 22H2 build 22621.819
PT2とWindows11 22H2 build 22621.755
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