散歩道 原っぱのノビタキ 2024
目次
観察と学習
2023年秋からの野鳥シーズンは、2023.11月1点の記載だけで全く記録がされていなかった。冬の水場、ジョウビタキの渡りと近所のヤマガラ、モズの雛達・ツバメの雛達と被写体とはそこそこ遭遇はしていた。本命のルリビタキの姿を追えずに、意気消沈してしまった感はある。
オスのルリビタキは1週間程度見え隠れしていたが撮影には至らず、メスタイプは地鳴きも聞けなかった。2023年夏の猛暑による森の餌不足、2023.12月の暖かさが主原因なのか、小生の探索能力に欠陥があったかは分からない。
凶報なのか?既に地元湘南地区では昨年大量に実ったエゴノ実は、ほぼゼロである。エゴノ実が落ちていないと冬のヤマガラの居所が分からない。当然側にも寄れない。昨年と同様地元では猛暑の影響と暖冬により、ルリビタキの撮影も難しくさらにヤマガラさえ遠のいてしまった。
地元のルリビタキは諦め気分で多少の遠征を交えることで何とか気持ちを切らさないようにしたい・・・
2024年のシーズン開始
エゴノキ周りを諦めて、炎天の野っ原を徘徊した9月。ノビタキの姿を観てホッとした。
2024.シーズン開始 ノビタキに近寄る 〜動画ファイルからのSnapshot〜
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モズの威嚇や緑地管理者の作業・カメラマンの佇まいを感じて、ノビタキがどこに止まりどのように巡回するのかを観察する。滞在は短期間と推定されるし、雨天だとカメラが出せない。個体によってはヒタキ特有の高所のピンポイントに止まるかと思えば、低層の草木の中断で休憩するタイプも存在してなかなかパターン化ができない。
特定の巡回コースさえ分かれば・・・
こちらが学習する以上にノビタキの方が学習能力が高かったりする。こちらの意図を嘲笑うかのように、全く別のスペースに逃げ込んだりもした。
教科書通りに攻めていけば今年は渡りが少なかったと思わされてしまう。丹念に茂みも探索する必要があるのだろう。
ノビタキに遭遇して3年目、進歩したのかな。
ノビタキ (stonechat)
スズメ目 ヒタキ科 ノビタキ属
生態・生息環境
夏鳥。ユーラシア大陸北部に広く分布・繁殖、日本では北海道の草原、本州中部以北の高原、九州の高原などで繁殖し、渡りの時には平地の草地、畑地、水田などでも良く見られる。
特徴
全長13cmほど。
ノビタキの夏羽は雄は頭部から背、尾が黒く、胸は濃いオレンジ色、雌は全体的に濃い茶色。冬羽は、雄が全体的に濃い茶色、目元と尾は黒く、翼の一部にも黒、雌は全体的に薄めの茶色になり、夏羽の頃白かったお腹はオレンジ色に変化。
習性
止まり場では尾を上下に振る。止まった姿は直立し、胸を張った姿勢を取る。
草地や農耕地で昆虫やクモ類などを捕食する。
個体によって好みが違う(2023年当地では節足動物類、羽虫、小さな甲虫・蜘蛛を捕食していた)
ノビタキは草木のてっぺんに止まる習性があるため比較的、遠目にも目立つ。
単独か小群で飛来し、渡りの時期・平地ではジョウビタキよりも明るく開放的な場所で止まっているため、探しやすいヒタキ科の鳥だ。追いかけると逆効果。お気に入りの場所が分かったら、じっと待っていると近距離でもやってくる。
ただ、強い北風が吹いたリすると南の方へと渡って行く。
2024.10.当地でのシーズンの特徴
必ず草木のてっぺんに止まるということはない。てっぺんが好きな個体も存在しているし、低層且つ草木の中段に潜むタイプもいる。てっぺんだけをチェックしていると、ノビタキの存在に気づかないこともあった。個体によっては双眼鏡だけでは分からず、ブッシュの周りもチェックするようになった。
気温が高いこともあり昆虫類も豊富なのかトンボや蝶を捉えることはなく、蝶類の幼虫(アオムシ)を捕食している姿が印象的だったかな。
実際のところ何日滞在しているのかは分からないので、見かけたらお気に入りの場所を特定する。4-5日滞在する個体だとチャンスが多くなるが、気づいたら居なくなってしまっていたということもあり、悩ましい。(移動してしまったのか、まだ隠れているのかさえ分からない)
滞在個体組もモズやカメラマンの動向によりパターンを変えてくるので、観察が重要となってくる。
湘南地区での滞在期間(複数個体):2024.9月下旬〜10月中旬ぐらいまでだったか・・・今週には目撃できなくなったので渡りのピークは終了したと推定している。粘ってもおそらく結果が出ないだろう。
反省点:
予測ポイントが当たっているのに、ズームミスにより一部が画面に収まらない非常に残念な動画が複数出来上がってしまった。顔が写ってないと普通、駄目だろう。ズーミングは程々にしておこう。
諦めも肝心である。ノビタキのピークが終わったと感じたら、別のヒタキを追うべし。
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