湘南歩楽Log

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散歩道 原っぱのノビタキ 2023

   

秋が短くなってしまって・・・

終わらない夏、涼しくなったと思ったら途端に寒くなった。

昨年9月には立ち寄ってくれたヒタキが、10月初旬になっても見つけられなかった。探索方法が未熟なので仕方がないのであるが、今後も夏が長くなって渡り鳥のパターンが変わってしまうのは心配である。まして食生活にも影響があり、野菜の高騰は懐に響く。

今年の冬は暖冬という予報で、晩秋からのヒタキの越冬期間も短く不規則になりそうである。暖冬なら昆虫の活性化が早くなり、ヒタキが地面に降りてこなくなって被写体に近寄れない日々が多くなるんだろうか。

特に1ヶ月にも満たない滞在期間の短いノビタキはピークが短くなるので、短期勝負をしようと思う。

スズメ色に類似しているため関心を示す人も少ないのであるが、撮影場所も限定されるため1箇所で待機するしかない。

2023.10 原っぱのノビタキ その1
2023.10 原っぱのノビタキ その1広大な原っぱで1箇所に留まると野次馬が側に来てしまってヒタキを散らされるのであるが、それは無視するしかないだろう。反応してしまうと、トラブルとなる・・・

一般のカメラマンでも遠くのファインダー越しだとスズメとしか思われないのであるが、地区のWebsiteでも告知があったためカメラマンが集うことになろう。

2023.10 原っぱのノビタキ その2
2023.10 原っぱのノビタキ その2当日はペアが2組4羽が楽しそうに闊歩していた。

習性上肉食・個体が小さいこともあり集団化はしないのだろう。三々五々やって来て、人知れず移動していく。

渡り鳥であるヒタキ類が熱帯化する日本の夏季に合わせて日本で繁殖の一般化が起これば、それはそれで楽しみではある。

2023.10 原っぱのノビタキ その3
2023.10 原っぱのノビタキ その3しかしそれに合わせて餌となる昆虫類が増えるのかな・・・害虫の大量発生となると更なる農業被害が広がる恐れもあって何だか末恐ろしい。

地区の目撃情報、小生の目視からいっても昨年より1ヶ月も遅い渡りとなったノビタキ。

定点に座って近寄ってもらうようにしようと思う。

個体の入れ替わりがあるにしろ、何しろ滞在期間は短いのだ。足環の付いたヒタキを見たことがないので、各個体がどれくらい滞在しているのかは不明であるため何とも言えないが、毎日目にするものの2-3日あるいは、ほんの休憩に寄っただけの個体を実は見ているのかもしれない。

2023.10 散歩道 原っぱのノビタキ その4
2023.10 散歩道 原っぱのノビタキ その4この地味な発色、大人しい性質は秋に和む。

 

ノビタキ (stonechat)

スズメ目 ヒタキ科 ノビタキ属

生態・生息環境

夏鳥。ユーラシア大陸北部に広く分布・繁殖、日本では北海道の草原、本州中部以北の高原、九州の高原などで繁殖し、渡りの時には平地の草地、畑地、水田などでも良く見られる。

特徴

全長13cmほど

ノビタキの夏羽は雄は頭部から背、尾が黒く、胸は濃いオレンジ色、雌は全体的に濃い茶色。冬羽は、雄が全体的に濃い茶色、目元と尾は黒く、翼の一部にも黒、雌は全体的に薄めの茶色になり、夏羽の頃白かったお腹はオレンジ色に変化

習性

止まり場では尾を上下に振る。止まった姿は直立し、胸を張った姿勢を取る。

草地や農耕地で昆虫やクモ類などを捕食する。

個体によって好みが違う(2023年当地では節足動物類、羽虫、小さな甲虫・蜘蛛を捕食していた)

ノビタキは草木のてっぺんに止まる習性があるため比較的、遠目にも目立つ。

単独か小群で飛来し、渡りの時期・平地ではジョウビタキよりも明るく開放的な場所で止まっているため、探しやすいヒタキ科の鳥だ。追いかけると逆効果。お気に入りの場所が分かったら、じっと待っていると近距離でもやってくる。

ただ、強い北風が吹いたリすると南の方へと渡って行く。

2023.10 原っぱのノビタキ その5
2023.10 原っぱのノビタキ その5

どの辺りに降りてくるのかは不明であるが、これだけ明るい開放的な場所に止まってくれるのはとても有難い、貴重な野鳥である。

地元の散歩道で普通に見られるという幸運に恵まれている。

俄ノビタキファンとしては暑い季節の長期化で滞在期間が短くなるのは残念であるが、しっかりとノビタキを追ってみようと思う。

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