湘南歩楽Log

@歩楽のデイリーLog 不定期ながらB級グルメやPC関連を記録してます♫

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2022.10月 地元の原っぱでノビタキと遭う

   

双眼鏡の愛好者になる

地元の先達によるノビタキの来訪の一報を受けてから、11日も掛かって小生もその姿を拝めることができた。普段あまり利用してこなかった双眼鏡が役になった。というか探鳥のための双眼鏡であることを思い知らされたのである。

小生の裸眼では、50m先の野鳥が何でもスズメに見えてしまう、困ったことだ。そこで50m先にいるスズメが本当に雀なのかを確かめるという作業を行うことにした。ノビタキ来訪の一報を聞いても、「ノビタキ」という野鳥を図鑑やWeb情報を除けば、見たことがない。「ノビタキ」という言葉でさえ、自分には無関係であるとさえ思っていた。

それは森に留まるキビタキやコサメビタキも同じで地元には頻繁にやって来ているものの、自分にはまだ手の届かない領域に生息しているのである。

ノビタキ探鳥の基本に立ち返って、遠方の草木のてっぺん辺りを只管チェックし始めた。

双眼鏡を片手に散歩道の原っぱを見て回る。

2022年9月10日

・先達一報から10日が経過した頃、短い野草に一羽の雀が長い時間止まっている。群れる野鳥なのに・・・

・何だか痩せたモズの様にも見える。なんだモズか。なかなか動かない・・・寝てるのか・・・

・痩せたモズの嘴は湾曲(カギ型)していない。ちょっとモズと違うな。

・15mまで詰めて、さらに5m近づく・・・逃げるかな・・・逃げちまったけど、モズじゃなかった

・ずいぶん地味な色合いのヒタキだった。

双眼鏡を持参しないとノビタキは見つけられない。見つけても、当日持参したのはミニデジカメ・・・証拠写真・ビデオとも識別不能という有様で、後悔先に立たず。人様に晒すことなどできないレベル・・・

撮影日、2022年10月17日(初回の9月は撮れず)
2022年10月 原っぱのノビタキ

満を期して翌日カメラを持参した!

ところが、

災難というか刈払機作業や雑草収集車出入りでノビタキは寄りつかず、そのまま戻ってこなかった。

開放部ではやたらモズが縄張り争いをし、市街地ではヒヨドリが帰ってきたのか騒がしい。あっという間に季節が移り変わる。

2022年10月17日

原っぱにいるのは、スズメ、烏、セキレイと小五月蠅いモズ。詰めが甘いと自分でも悟るのであるが、ノビタキを見かけてから1ヶ月も経過していた。

15m先で二羽の雀がたむろしている。動かないなと思って双眼鏡で確認すると、ノビタキが小休止しているのである。

なんだ雀かと思ってしまっている。油断というか、別に雀を邪険にはしていないはずだけど。

2022年10月 原っぱのノビタキ その2その後、2羽(周辺に何羽か居るのか不明)のノビタキは4日ほど滞在?

同じ個体が4日滞在したのか、それぞれ別の個体に入れ替わったのかは神のみぞ知る・・・

常駐はしていないが散歩や観察の合間、楽しませてもらった。寒波が来なかったらもう少し長居できたのかもしれない。

執筆時の月末も探してはみたが、見当たらない。残念ながら今年はもう見られないのだろう。

 

ノビタキ (stonechat)

スズメ目 ヒタキ科 ノビタキ属

生態・生息環境

夏鳥。ユーラシア大陸北部に広く分布・繁殖、日本では北海道の草原、本州中部以北の高原、九州の高原などで繁殖し、渡りの時には平地の草地、畑地、水田などでも良く見られる。

特徴

全長13cmほど

ノビタキの夏羽は雄は頭部から背、尾が黒く、胸は濃いオレンジ色、雌は全体的に濃い茶色。冬羽は、雄が全体的に濃い茶色、目元と尾は黒く、翼の一部にも黒、雌は全体的に薄めの茶色になり、夏羽の頃白かったお腹はオレンジ色に変化

習性

止まり場では尾を上下に振る。止まった姿は直立し、胸を張った姿勢を取る。

草地や農耕地で昆虫やクモ類などを捕食する。

個体によって好みが違う(2022年当地ではキリギリス、ショウリョウバッタ、アキアカネを捕食していた)

ノビタキは草木のてっぺんに止まる習性があるため比較的、遠目にも目立つ。

単独か小群で飛来し、渡りの時期・平地ではジョウビタキよりも明るく開放的な場所で止まっているため、探しやすいヒタキ科の鳥だ。追いかけると逆効果。お気に入りの場所が分かったら、じっと待っていると近距離でもやってくる。

ただ、強い北風が吹いたリすると南の方へと渡って行く。

2022年10月 原っぱのノビタキ その3どの辺りに降りてくるのかは不明であるが、これだけ明るい開放的な場所に止まってくれるのはとても有難い、貴重な野鳥である。

地元の散歩道で普通に見られるという幸運に恵まれた。

来年の9月~10月半ばまでは、しっかりとノビタキを追ってみようと思う。短い期間ではあったが、ノビタキのファンになってしまったようである。

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