Flyoobe 1.5ではWin11のbuild upはできない？

2025/08/29

1 Flyoobe 1.5を使ってみたが
2 Botspot Virtual Machine Windows11 Canary版 build 27928へ
3 関連過去Log：Raspberry Pi 5 Hard関連
4 関連過去Log：Raspberry Pi 5 Software関連
5 関連過去Log：x64 Ubuntu関連
6 関連過去Log：BVM版 aarch64 Windows11
7 関連過去Log：PT3
8 関連過去Log：PT2 x64 Ubuntu

Flyoobe 1.5を使ってみたが

Flyoobeは、Windows 11 24H2のインストール時にMicrosoftが課す制限を解除するために開発された軽量のパッチ適用ユーティリティ。TPM、セキュアブート、CPU世代、RAM要件などのハードウェアチェックをバイパスすることで、サポート対象外となっているLegacyデバイスへのインストールを可能にできるもの　となっている。

https://github.com/builtbybel/Flyby11

Flyoobe 1.5　Windows10からのInplace upgradeユーティリティ

小生の理解が曖昧だったのであるが、要は現況【 Win10 → Win11 Inplace upgrade】専用ユーティリティであった。

Windows11 25H2 build 27919→Windows11 25H2 build 27928へのbuildupができるのかと思っていたのであるが、機能しない。【Hardware check bypass】というのはWindows10からのupgradeだけが対象であった。小生のように既存Windows11ユーザーには利用できないのである。

今の所Flyoobe 1.5ではWin11のbuild upは不可

Windows Updateを対象とした【bypass】は対象外ということだ。というかブロックチェックが入るのだ。

Botspot Virtual Machine Windows11 Canary版 build 27928へ

vTPM掲載のないBVMではWindows updateによるbuildupは不可である。しかし作業を始めたからにはとりあえずbuildupしたい。

毎度おなじみのクリーンインストールである。

BVMはCanary版 build 27928のクリーンインストールでもブロックチェックを【bypass】できる。

【Inplace upgrade】するためには、vTPMが必要なのである。vTPM非掲載のままだと、常にクリーンインストールというわけだ。

仮想Windows11 Canary版 build 27928 クリーンインストール中

必要なものはISOファイルだけであり、最新版はUUP dumpによるスクリプトしかないと思うが・・・

ISO作成のスクリプトは就寝前に仮想Windows11PCで動作させておき、Raspi5本体をコマンド処理【sudo shutdown -h xx:xx】(80分〜100分程度経過後に電源断)させておけば簡単で確実。翌日にはISOファイルを使用でき、事前に使用した仮想Windows11PCもクリーンインストールして上書きしてしまえばトラブルもない。

小生にはあまり使う意味がないCanary版Windows11も、BVM使いの身にとってはWindows動向とBVMの守備範囲の確認という側面では意外に重要なのである。

クリーンインストール自体も【sudo shutdown -h xx:xx】(120分以内経過後に電源断)等コマンド処理しておけば、起床後からテスト動作させることができる。

毎度おなじみのBVM動作確認　Windows11 Canary版 build 27928