散歩道 2025秋 サウスポーの雄モズ
目次
エリアCの縄張りを確保した雄モズT
広葉樹の落ち葉がアスファルトを隠すようになった。
どのエリアでもモズの領域は確定している模様で縄張り境界線付近の睨み合いや巡回時の地鳴きを除けば、静かになっている。
エリアC地区(小生の単なる散歩道の一角)は彼の領域となっており猛禽類による攻撃を受けなければ、2025年秋から2026年の繁殖期終了までの半年間は彼との付き合いが始まる。
彼は2025年11月中旬にやって来た。
9月の下旬には先行した雌モズが暫くC地区に滞在していたのであるが、気に入らなかったのか定着しなかった。まあ雌モズの場合はエリアといっても冬の餌場の優劣を優先するようで、逆に雄モズは繁殖期の優良地を確保しているきらいがある。
雌モズは繁殖期には此処に戻ってくればいいのだろう。
昨年度のエリアC地区モズのカップルは3箇所に営巣を行ったが、3度とも外敵に抱卵中の卵を狙われて雛誕生までは至らなかった。
今回の雄の風貌を見ての判断では、昨年度と同じ個体ではないと思う。何となく小ぶりだし、幼いような気もしている。
雌モズのお膳立てなのか?単に番人不在に入ってきたのか?は分からないが、小生とは長くて短い付き合いになる。
エリアCに暫く立っていると、はやにえに忙しいモズTの姿を毎日見ることができるのだろう。期待もしたい。
2025年秋 エリアCの番人 雄モズT はサウスポー
エリアCには一部に耕作地が含まれている。肥えた耕作部分にはケラが多く潜んでいて、モズの獲物の一部である。ハタネズミを捉えることや小さな蛇なら果敢にアタックすることも知った。
ときおり現れるチョウゲンボウやハヤブサからは身を隠すことを除けば、モズの里と評されてもおかしくはない。但し、カラスの繁殖地でもある。浮力の乏しい雛の飛翔では、親モズがフォローしていない時間はカラスの餌食になりかねないので油断が出来ない。
週末にファーマーが小さな耕作地に耕運機を掛けたようで、雑草が生い茂る草地の中に黒土が光る開墾地が出現した。モズTは耕地の対角線上にある梢から地面の様子を伺う。
後はカメラマンに慣れてもらう・・・慣れてほしい。
珍しく藪の中へのはやにえではなく、餌食に切り替えたのか見晴台に獲物(バッタ?)を持ち帰ってきた。
小腹がすいたのか寝溜め用に腹ごしらえなのか・・・
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小生は耕作地と対角線上にある梢を張っていたのであるが、遅れて移動し見晴台にカメラを向ける。
モズが餌食している見晴台の真下を通って、順光ポジションに移動したのであるが彼は逃げていかなかった。
遅れた分餌食しはじめたバッタ類の頭部は既になくなってしまい、バッタの種別判定(キリギリス?)ができない。
腹が空いていたのか小生が気にならないのか・・・
利き足など気にしたこともなかったが、きれいに掴んでいる右足が印象的に映った。自然界では両利きの方が有利なのだろうと思うが、サウスポーだからといって生存率が低いことにはならないだろう。
利き足がどちらなのかということよりも、動体視力の良さが生存率と正比例するのではないのかと思案をしてみる。
あまり近づき過ぎて小生の姿に敬遠されるのも遠慮したいが、この時期としては近寄れる個体である。
春までの半年間、よろしくと言い張りたい。
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