Tips:Windows Updateが止められないのでコマンド対応する-Tiny11
目次
Tin11-b2 22H2で Windows Update 自動更新を止められない
Windows11 Pro 22H2においても自動更新の無効を各種設定をしても、特定時間経過後にはシステムによって無効解除されトリガーが開始されてしまい、自動更新が可能の状態となるのである。
物理PCであれば環境によってはWUを止めておきたい場合もあるが、仮想PCではWUを止める状況は小生にはなかった。
ところがTin11-b2プロジェクト等ではWUが適用となると、Build upできないのにBuild upしようとするため待機時間が増加する。単純にリセットしてもWU更新ファイルが残っているので更新や復元作業が開始されて、やはり待機時間が増える。WU更新ファイルをクリーンアップ(削除)するのにも時間を取られる。
なのでWU自動更新の無効(サービスの停止、レジストリ処理、グループポリシーの設定)を設定しても恒常的には無効状態とはならないのである。
sc.exeコマンドを使用してWindows Update サービスの恒常的な無効化を行う
(小生の運用(VMwareの仮想PC)では)Tiny11プロジェクトはWU更新をしてBuildup(msuファイルでも不可)出来ないために、Build固定での動作が前提となる。
(Buildupするならクリーンインストールと思われる)
設定をしないでいるとWUが自動更新された場合、待機時間が増加することになる。軽量化を謳っているはずが、余計な手間や待機時間が邪魔をする。
仕方がないので、強制的に無効設定をタスクスケジュールして対抗することにした。(多くのエンドユーザーが処理しているように・・・)
目的:
Tiny11プロジェクトにて(Windows11 Pro 22621.1194 Tin11-b2.iso)
- Windows Defender(Windowsセキュリティ)は手動更新とする(batファイルによる運用は別のスレッドで・・・)
- Windows Updateサービスを継続的に「無効」とする
設定方法:
(例によって設定の詳細は簡便法とし、概要を記す。というか誰でも設定できるものだしWeb上何処にでも記載されている。)
(またTin11-b2では最初の日本語化以降WUを切っておりmuiファイルの更新が出来ないのか、タスクスケジュール設定では日本語化がなされていない・・・従って英語表記)
1.Disable_wuauserv.batを作る (保管場所 例:c:\uty )
@echo off
sc.exe stop wuauserv | find “STATE”
sc.exe config wuauserv start=disabled
timeout 5
*pauseでもいいのであるがボタンを押すのが面倒なためtimeout 5とし、何のbatを動かしているか確認するために記載している。(もちろん省略可)
2.Services.msuを開いて自動更新のサービスを手動で無効にする
Windows Updateサービスをダブルクリックし、「プロパティ」ウィンドウを開く
「全般」タブでスタートアップの種類のドロップダウンリストから「無効」を選択し、適用する。
3.Disable_wuauserv.batをタスクスケジューラに登録する
- ユーザーアカウント:SYSTEM
- 最上位権限での処理
- 1時間毎に永続的に処理させる
- Disable_wuauserv.batをプログラム指定
基本的には上記で十分。
4.設定を解除したい場合は設定したタスクスケジューラを削除若しくはDisable_wuauserv.batも削除するか別名とし、再起動させる。
コマンドでいち早くWUを戻したい場合はコマンドプロンプトに以下を打ち込む。
@echo off
sc.exe config wuauserv start=demand
sc.exe start wuauserv | Find “STATE”
timeout 5
仮想PC-Tin11-b2(22621.1194)からWUができるのなら・・・
物理PCを除けば、そもそもサポート期間中に仮想PCで運用しているWindows11のWU自動更新を切るというのは小生の場合、想定していない。
Windows11サポート終了後とか物理PCならおそらく小生も使いたいとは思っているが、当面仮想PCでの利用なのである。
Tin11-b2を簡単に22621.1344にBuildupできるのなら、確かに軽量Windows11が主役に躍り出る機会はあるだろう。
もしかしたらRufusを利用したUSB起動ならBuildupの可能性が残るのであるが、VMwareでもUSB起動を利用するのは可能であるが、僅かではあるが時間を要する。その僅かな時間を割くメリットがあるのかどうかである。
*2023/03/08追記:
Tin11-b2.isoからはRufusを使用しても後続配布のインストールメディアでセットアップする場合は、クリーンインストールしかできない。下手にWindows10などからUpgradeさせてしまうと、後続へのBuildupができないので注意されたし。物理PCで利用するのは時期尚早となる場合があるため、クローンディスク(バックアップではなくて)を作っておくべきである。(クローンディスクを作って、クローンディスクでテストするのが無難。仮想PCならいくらでもやり直しが利く)
小生の物理(ホスト)PCはWindows11の最小システム要件を満たさないパソコンである。そのホストPCで運用する仮想PCではWindows11をvTPMを利用することによって、何の回避策を労する必要もなく22621.1344までBuildupすることができるし、使用している。
ノーマル版Windows11ではあるが今のところ完全にサポート圏内に入っている。多少の時間を要するものの、不要なアプリやサービスを停止させて軽量化も可能だ。(インストール後ではEdgeの削除やUninstallはできない等制約あり)
また仮想PCどうしでの差違は、確かにTiny11プロジェクト<ノーマル版Windows11 という結果というのも疑いはない。
Tiny11プロジェクトが少しだけ軽量に動作するという実感もある。
しかしWUでこける、或いは Buildupできないという状況では使用したくない(USB起動による方法は未確認)。ノーマル版Windows11仮想PCと同様にBuildupできるのなら正直、継続使用をしたいと思っている。
しかも現況運用面ではノーマル版Windows11の省力化をしてもやや動作が重い気がする。しかしそれは僅差である。逆にノーマル版Windows11省力化の方が管理がし易い。
22621.1194からのBuilddown・Buildupはもちろん、vTPMを利用することで最小システム要件から開放されるのだ。dllファイル変更やレジストリ処理もしない、Rufusすら不要なのである。
(2023.03初旬において、最小システム要件の更なる強化策や再告知はユーザーの離反を招くから、もはや行えない。行うとすれば、Windows12で最小システム要件の基準が引き上げられる模様である。)
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