Tips: Ubuntu 22.04 +PT3 時間指定による自動(復帰)起動:at+rtcwake
目次
【rtcwake】コマンド処理は順調
Ubuntu+PT3のPCでも【rtcwake】コマンドはなんとなく使用できており、指定時刻にS5(電源オフ状態)からのPC起動が行われ録画が行われている・・・
OS名:Ubuntu 22.04.2 LTS (Server+Ubuntu Desktop)、GNOME Ver:42.5、ウィンドウシステム:Wayland
環境:Docker (20.10.21)+mirakurun(3.9.0-rc.2) + EPGStation(v2.6.20)
注意*epgstationではサスペンドでの運用がサポート(epgstationとmirakurunで epg 情報の同期が取れなくなる等)されていない。また将来に向けてもサスペンド運用に対応するための変更が予定されていない。
サスペンドという表現がS4なのかS5まで含まれるか、再起動を挟むとepg情報の同期がされるのかといった点は曖昧のまま、取りあえず使ってみることにしている。手動の電源On-Offよりは遙かに便利だし。
まあ深夜の再放送映画の予約や深夜時間帯でのエンコード処理が失敗しても気にならないし、失敗したくない予約番組は通常起動すればいいだけのことである。
電源On-Offをスクリプト管理される方は以下の手動コマンドなど読むに値せず、
ちまちまとタイマーセットして無駄にPCを起動させない人向け。
おさらい
【rtcwake】開始時間を指定する場合:2023.05.15の20時50分にS5からの起動を行いたい場合の記述
$ sudo rtcwake -m off -l -t $(date +%s -d "2023-05-15 20:50:00")
rtcwake –help にて確認のこと・・・
-l :ローカルタイム指定(UTC管理している場合は外す) -t :ウェイクアップ時刻を絶対時刻に設定する dateコマンド内+:+ で始まる書式で指定
%s:UNIX時刻-d:日時指定
上記の例では、コマンドを打ち込むと直ちにシャットダウンとなる。
翌日の録画予定が無い場合など:
こんな時(現在某日21:05、映画1本23:00終了の録画が開始されたのだが、眠いから寝たい場合)
$ sudo shutdown -h 23:05
-h :電源オフ 、-h now :直ちにシャットダウン
-c :シャットダウンのキャンセル
GUI既定操作では時間指定のシャットダウンができないので、端末操作を行っている。UbuntuでのShutdownソフトウェアを探すのが面倒だし、定型入力なのでGUI版ソフトウェアを使うまでもないと思っている。
しかし、録画中の場合は即座に【rtcwake】を端末処理できないので時間指定のコマンドを利用する。
【at】コマンドを使ってみる
【at】は時間を指定しコマンド若しくはプログラムを実行するコマンド。
標準ではインストールされていない為、インストールが必要である。
【at】インストール
【at】コマンドが見つからない場合
$ sudo apt install at
【at】操作
【例】現時点を2023.05.15 12:05:00とする。
2023.05.15 13:35 に録画が終了するので、2023.05.15 13:40 に時間指定【at】コマンドを動作させ
2023.05.15 21:00の録画予定に合わせて20:50にUbuntuマシンを起動させるための留守録タイマー的操作
$ sudo -i (管理者権限取得 "sudo su -"とホボ同義) password xxxxxxxx # at 13:40 05/15/23
at> at>rtcwake -m off -l -t $(date +%s -d "2023-05-15 20:50:00") 登録が終了したら、Ctrl+Dのショートカットキーを押し、設定を完了させる その時の表示 at> <EOT> job 10 at Mon May 15 13:40:00 2023 10というのは登録時のjob番号(累積カウントされている)
# at -l
10 Mon May 15 13:40:00 2023 a root
ジョブの登録がされているのを確認できたらrootログアウト
# exit
sudo に一度パスワードを入力すると15分間(既定)パスワードなしで実行できてしまう為、ログアウトする
$
オプション
-l #予約しているジョブをリストする
-d #予約しているジョブを削除する 【at -d 10】
その他オプション at -help 参照(atコマンド ネット検索)
2023-05-15 20:50:00の起動
10回程度のOn-Offではあるが問題はないように見える。
さてさて
昔ながらの端末操作で手動の電源On-Offはコマンド処理で行うことができ、多少便利になり始めている。ただUbuntu本体を電源断することで、Docker (20.10.21)+mirakurun(3.9.0-rc.2) + EPGStation(v2.6.20)にどのような影響があるのかは不明である。
時刻同期に問題が出そうと予想されるし、特に小生の場合Ubuntu PCには常時インターネットを接続させていないため、なおさらTime Serverとの時間同期を気にしておく必要が出てくる。
起動時にのみインターネットに接続させれば足りるのではないかと思っているのだが・・・
継続してUbuntu+PT3をDesktop用途としてWindowsと併用(いずれUbuntuをメインに!)しながら使用していきたい。
tsファイルの管理ができる様なら、お次は音楽データ(CD Rippingや文字化け)を進めてみよう。
・Ubuntu Severを使用しているから録画サーバーにしないといけない(Desktopにするとリソースの無駄というのは理解できるが・・・)
・Windows11のようにTPM2.0を導入するから新CPUを購入して下さい さもないとサポートしません
というのはやはりおかしいだろう。
小生は好きなようにさせてもらう。
で、次の留守録的コマンドは
2023-05-16 07:20:00での起動
$ sudo -i
# at 00:30 05/16/23
at> at>rtcwake -m off -l -t $(date +%s -d "2023-05-16 07:20:00")
I’ts ShowTime.
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